So-net無料ブログ作成

岩手県生産者交流会ツアー 陸前高田で「山、海へ行く」と出会う [本と雑貨とそれから雑記]

2014年4月9日 陸前高田で見た風景です。
マイクロバスの中から撮ったので、ぶれたり、ぼけたりしていております。ごめんなさい。
11.jpg
   ・・・町の中に人の姿はなくて、かわりに重機の音が聞こえます。
  
5.jpg
  ・・・沿線を、地面をかさ上げしている作業風景が流れていきます。
    重機がおもちゃみたいに小さく見えます。最大で10m程度かさ上げするそうです。

東日本大震災で被災地になってしまった場所に
被災していない県外の者が行ってもいいのだろうか、と悩む人は多いと思います。
けれど、私は行ってみて良かったと思いました。
12.jpg
映像や写真には必ず「枠」があります。もちろんこのブログの写真にも。
それはテレビやカメラには却って大切なことで「枠」の中に切り取ることで
情報を伝える役割があるからです。
2.jpg
現実世界には、枠はありません。
広い場所に立って自分の体を「ものさし」にして、
空気の冷たさや匂い、地面と空の高さ、前後左右に拡がるなにもない空間を
受け止めることができます。百聞は一見にしかずということ。
今回、私は本当に人間は小さいなあと思えて、ぽつんと立っているさみしい感覚になりました。
あらためて震災の規模のどれほど大きかったことか、を体感し、
3年って一体何なのだろうかと思い、
新聞やテレビで報道されていないことは多々・・・・。
そんなことを見たり聞いたり考えたりできたことができて、よかったと思いました。

3.jpg
   ・・・津波の時には向こうに見える神社の階段をのぼって助かった人がいたと聞きました。


4.jpg
   ・・・神社の近くには黄色いハンカチがはためいていました。
     山田洋二監督から送られた、映画「幸せの黄色いハンカチ」で使用した
     ハンカチでつくったオブジェ。→★


6.jpg
   ・・・120mの山を40mまで削り、地面のかさ上げにつかいます。
  
7.jpg
   ・・・山を削ってできた土砂はベルトコンベアに乗って運ばれています。
     かつて神戸で41年間、ポートアイランドや六甲アイランドを造るのに
     「山、海へ行く」のキャッチフレーズで稼働していた大きなベルトコンベアを思い出しました。
            →★
     神戸で、そのことばのむこうにあった未来は、果たして現在どうなのでしょう。
     少なくとも阪神淡路大震災後の液状化現象の町は、記憶から消えません。

     
    
     
8.jpg
   ・・・・トラックだけでは10年かかるところ、このベルトコンベアを使えば3年程度で作業が
      完了するとのこと。でもこれから3年です。
      このベルトコンベアが運ぶもののさきには、復興があります。
      これから新しい大地が造られ、町ができあがるまであとどれだけなんだろう
     
     
      この広い空間を体現すると、どうしても思わずにはおれませんでした。
      そしてこんなことを私が思うのは、本当に失礼なことかもしれませんが、
      町の復興とは、「人の」復興があってからこそ。「人のくらし」が町をつくります。
      つまりここで暮らす人たちのこと、今、その暮らしを待っている人たちのことを
      世の中のみんなでもっと意識して、考えなくちゃいけないのじゃないかなと。
        このモヤモヤは、うまくいえませんけれど・・・
9.jpg
   

もちろん誰もが出かけて体感すればいいのだ、といっているわけではありません。
だけど、行って、見て、聞いて来た人は、感じたことを伝えてみたらどうだろう、と思うのです。
熱がこもっていなくても、弱々しくても、ことばにならなくても それでよし。
相手の反応が「ふーん」でも、「はあ?」でも「はいはい、わかったわかった」でも、それはそれでよし。
「ああ、そうなんだ」「へえ、そうだったんだ」と、伝えたり、伝えられたりが生まれていけば、
とてもよし。
そんなひとつひとつのやりとりもまた「忘れない」ことではないかな。

そういうわけで、陸前高田の町の風景を見て思ったことでした。

・・・つづく・・・


コメント(2) 
共通テーマ:blog

コメント 2

makimaki

訪問しました
by makimaki (2014-04-17 14:21) 

ゆきねこ

makimakiさま ありがとうございます
あともうしばらく報告がつづくので、引き続きおつきあいのほど
どうぞよろしくお願いします!
by ゆきねこ (2014-04-17 18:45) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント