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イーハトーブコンサート [宮沢賢治]

6月にでかけた音楽でいっぱいの花巻報告です。
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舘野泉イーハトーブコンサート 「KENJI・・・宮澤賢治によせる」 
企画展・加藤昌男「百八賢治曼陀羅蔵書票展」賛助公演 
2015年6月28日(日)13:30開場 14:00開演
宮沢賢治イーハトーブ館ホール http://www.kenji.gr.jp/
出演 舘野泉(ピアノ) 舘野英司(チェロ) 柴田暦(ヴォーカル) ヤンネ舘野(ヴァイオリン)
 
めぐりめぐって賢治さんや篠山、花巻といろんなご縁で、このコンサートの企画運営と、当日の司会をお手伝いすることになりました。
この公演は6月17日からこの会場で開催されている企画展「百八賢治曼荼羅蔵書票展」の賛助公演です。
公演が決まったのは、企画展の作者・版画家の加藤昌男さんとピアニストの舘野泉さんが、長年親交を深めてこられた中から実現したものでした。
加藤さんの蔵書票展を応援したいという舘野さんのお気持ちから実現したこのコンサート。
加藤さんと舘野さんお二人の交流から、つい私は、賢治が学生だったときの保阪嘉内をはじめとするアザリアの仲間たちや、高校で教鞭をとっていた時の藤原嘉籐治との交流も重ねて思い出してしまうのでした。
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午前中は、加藤さんのギャラリートークがありました。
17年かかって賢治の言葉と対峙し108点の作品をつくってこられたエピソードをはじめ、
作品を目の前に作者・加藤さんご本人から伺う創作のおはなしは、おもしろく、作品をより身近に感じることができました。
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それにしても点数の多さにびっくり。こちらの館で企画展がはじまって以来、一番でしょう。
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中央に掲げられた曼荼羅は迫力がありますよ。
「百八賢治曼荼羅蔵書票展」は2015年9月23日(水)までです。ぜひご覧ください。

舘野泉さんはフィンランドを拠点に世界的に活躍されているピアニストです。
約10年前に左手のピアニストとして奇跡の復活を果たされたのちも現在まで旺盛な演奏活動をつづけておられます。
 →http://www.izumi-tateno.com/
tateno_flyer[1].jpg
今回のコンサートの案内です。
一番最初にこのチラシを拝見した時、“わ、舘野泉さんカッコイイッ” と、かなりミーハーになってしまったのはいうまでもありません!

演奏中は写真撮影禁止だったので、これから始まるホールの写真です。
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おかげさまでこの空間が満席となりました。
花巻をはじめ岩手各地、関東、関西と全国からお越しいただきました。
ありがとうございました。

ピアノも緊張しています!?
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舘野泉さんとともにステージに立つのは、弟の舘野英司さん(チェロ)、ご子息のヤンネ舘野さん(バイオリン)、そしてヴヴォーカルの柴田暦さん。
舘野泉さんとヤンネ舘野さん親子の演奏、
ご兄弟の舘野泉さんと英司さんの演奏それぞれにじっと耳を傾け、拝見していると、
賢治さんと清六さんが浮かんできました。
  (先日の「ふたり展」につづき・・・
   http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2015-06-16)。

第1部、第2部ともに素晴らしい演奏でしたが、中でも第2部の「KENJI・・・宮澤賢治によせる」は、6月に東京で世界初演奏されたもの。花巻では初の演奏です。

   吉松隆:「KENJI・・・宮澤賢治によせる」
   語り、左手ピアノ、チェロのために  詩:宮澤賢治 構成:吉松隆
   序(作品大1074番)/やまなし/宛名のない手紙/
   間奏曲1/烏百態/間奏曲2/オホーツク挽歌より/
   銀河鉄道の夜より・・・

感想はなかなか書ききれません。でもあえて書いてしまう~長々と。
公演の後、関係者で集まった夕食会の席上で、舘野さんが「演奏しているときに、(朗読の)賢治の言葉が聞こえてくると、演奏をやめてその言葉を聞きたくなってしまう。演奏をやめないように自分と戦わなくちゃいけない・・・」というようなことをいわれていました。
あの演奏中の心地よさ、哀しさ向こうに見えてくる何か明るいものはこうした葛藤の中で奏でられていたのか、と思いました。
ピアノとチェロの音の間に、人間の声が折り込まれて流れてきて、音色も人の声もまるでみんなが賢治さんの世界でした。
賢治とトシの世界があらわれたり、セロのような声も聞こえてきました。
花巻の空気と、賢治さんのことばと、そして舘野泉さん、英司さん、ヤンネさん、柴田さんの紡ぐ音楽が一体になって届けられたコンサートだったなあと振り返っています。

3月に企画が本格的に決まってから、このコンサートに関わるたくさんの人が開催に向けて動きました。
私にとっては思いがけなく一番最初に企画のお話をしてくださった篠山のTさん、Nさんとイーハトーブ館でともに笑えたときは感激でした。
舘野さん側のマネージャーOさんにはあらゆる無理をお願いしたにもかかわらず、いつも笑顔で引き受けてくださり感謝でいっぱいです(ずっとメールでやりとりしてきて北上でお会いできたときはうれしかったです)。
事務局のみなさま、企画委員のみなさま、関係者のみなさま 本当にお疲れさまでした!

岩手日日新聞にも記事が載りました。賢治さんとの4ショットいいですね!
★ウェブニュースはこちら http://www.iwanichi.co.jp/hanamaki/2999.html
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***********************
この前日の6月27日には北上市の北上さくらホールで
「舘野ファミリー&フレンズによるネパール救援募金コンサート」が開催され、こちらにもでかけました。
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岩手日日新聞の記事
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こちらの演奏会では岩手出身のピアニストやビオラ、コントラバスの奏者加わり、
華やかで、美しい音色が響いていました。
舘野泉さんが最後に演奏されたカッチーニの「アヴェ・マリア」が終わった時には
私の両脇に座っていたNさん、Fさんが感涙・・・。

3月のときには想像もできなかった夢のような2日間を迎えることができました。
舘野泉さん、皆様本当にありがとうございました。

・・・今回の記事は電子日記そのままに、まるで私事の密度が濃くて失礼します。


コメント(2) 
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コメント 2

haru

久しぶりにコメントいたします。

6月終わりのイーハトーブ、舘野泉さんファミリーのコンサート、素敵だったでしょうね。お疲れさまでした♪

以前BSの番組で舘野泉さんの特集をみたことがあります。フィンランドのご自宅でピアノ演奏される舘野さんに魅了されたのは言うまでもありません。
娘がまだ1歳のころ家族でフィンランドを旅行しました。豊かな美しい自然に、素朴で少しシャイな人々・・・もしかして賢治が育った花巻に似ているのかなと想像しました。

今は浜松(静岡県)在住です。新幹線に乗ってしまえば花巻もすぐなんですよね。9月に行けるかどうか、まだまだ検討中です。

うさぽんかめぽんさん今はインドですね。インドには必ず行かれるのでは、と期待していました!まだまだ旅は続きますね。こちらも楽しみです。

by haru (2015-07-08 12:46) 

ゆきねこ

haruさん ありがとうございます
お久しぶりです!
私もそのBS番組を見ました。フィンランドには行ったことがないのですが、花巻の空気と似ているなあ、篠山の空気と似ているなあと思いました。
そのことをマネージャーのOさんやヤンネさんにお伝えしたところ、花巻の空気はフィンランドに似ているなあとおっしゃっていました。きっとそうなんですね。

9月にお会いできるといいですね。連休なのでそれぞれにご予定があると思いますが、花巻におでかけになるときは連絡くださいね♪

うさぽんさんとかめぽんさん、インドは長期滞在になりそうですよね。私も彼女のブログ見て楽しませてもらっています。

ではまた!
by ゆきねこ (2015-07-08 19:05) 

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