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9/22,23 第27回定期大会@花巻 [宮沢賢治]

本日から3日間、花巻では花巻まつりですね。
しかし毎年、賢治祭のころを中心に出かけているので実は花巻まつりを
一度も見たことがありません・・・。
その「花巻に行ってきました~」の報告を毎回記事にしている9月の定期大会のご案内。

宮沢賢治学会の第27回定期大会が
2016年9月22日(祝・木)、23日(金)の2日間行われます。

9月22日の会場は、なはんプラザ
10:00からの宮澤賢治賞・イーハトーブ賞贈呈式では
篠山の賢治仲間のお一人、画家の加藤昌男さんの
→ http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2015-09-09
賢治賞奨励賞授賞式があります!うれしいです。
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そのほか詳細はイーハトーブセンターHPをご覧ください。
http://www.kenji.gr.jp/

定期大会は、会員でなくても参加できる催しです。申し込みは不要。
宮沢賢治さんのファン、研究者、そうであるひともないひとも、
花巻、岩手をはじめ全国からいろんな人が集まってくる2日間です。
賢治生誕120年の今年、気になる方、どなたもどうぞお越しください。
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9月21日の賢治祭(けんじさい)も今年は例年よりにぎやかなプログラム
21日当日のほか、16日そして12月の「3部」構成になっている。
http://www.kanko-hanamaki.ne.jp/event/event_detail.php?id=50
こちらも楽しみです。


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12/23 宮沢賢治と音楽@神戸 [宮沢賢治]

9月9日の今日は救急(9.9)の日でもあり、
重陽の節句です。中国では奇数が「陽」の数字で、
その最大の数9が「重」なる日ということ。
大変めでたい日といわれたり、陽のパワーが強すぎるから不吉だともいわれていて
そんな日なのでともかくも、1年のうちの節目されている日です。
菊から取った水や、菊の花びらを浮かべたお酒を飲んで長寿を祈る習慣もあるようです
(そんなことを口実に今日はお酒日和としようかしら)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
12月に神戸で開催される宮沢賢治学会地方セミナーのおしらせです。

「宮沢賢治と音楽」
  日時:2016年12月23日(祝・金)13:00~16:45 
  会場:甲南女子大学芦原講堂
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【プログラム】
講演 「宮沢賢治の歌曲をめぐって」
    浜垣誠司(精神科医)
講演 「ゴーシュに託した賢治の夢」
    佐藤泰平(立教女学院短期大学名誉教授)
ピアノ演奏 林晶彦(ピアニスト・作曲家)
朗読
パイプオルガン演奏

主催 宮沢賢治学会イーハトーブセンター http://www.kenji.gr.jp/
    神戸宮沢賢治の会 http://www.eonet.ne.jp/~misty/kenji/ 


参加費は無料です。

講演者のおひとり浜垣さんのブログ「宮沢賢治の詩の世界」でも
講演の紹介記事がでています。
→ http://www.ihatov.cc/blog/archives/2016/08/in_1.htm
神戸で久々に(!?)、盛りだくさんな賢治講座。12月が楽しみです。
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★講座参加の申し込みなど詳細は
 甲南女子大学HP 最新情報「イベント告知」をご覧ください。
 http://www.konan-wu.ac.jp/

 甲南女子大学ではこの催しも加えた4回講座で
「もうひとつの宮沢賢治」を公開講座として開催するそうです。
4回講座ともに申し込みはHPからもできます。
http://www.konan-wu.ac.jp/news/detail.php?id=1898


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イーハトーブファンタジックツアー [宮沢賢治]

8月9月は宮沢賢治生誕120周年で催しものがいろいろある花巻ですが、
今しか見られないのは、宮沢賢治童話村の森のライトアップです。
10月までの実施日に開催されています。

森のライトアップ 日程・詳細はこちらをどうぞ
http://www.city.hanamaki.iwate.jp/shimin/176/181/p007035.html

今回、この会場へ2度出かけてきました。
例えばこんなオブジェがあります。光のどんぐり。
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ね、きれいでしょ。でも実際見るともっときれいなんです。
1度目は、すみれさんと、まゆみさんと訪問・・・しかし大雨の会場。
カメラが心配で写真が撮れなかったのですが、
しかし入口でレインコートと傘を貸してくれるので、快適でした。
レインコートはまるで風の又三郎のガラスのマントのようで、
それにライトアップのオブジェがそれぞれ雨粒を光らせていました。
写真ではなくて実際に見ないとわからないそのキラキラ感のなんときれいなこと!
雨の日のライトアップ見学オススメです。

この日の会場は、イーハートーブフェスティバル1日目の終盤で、
千住明さんのオペラ「滝の白糸」が野外上映されていて、
オペラの荘厳な音と、雨の音と、秋の虫がまるで一緒になって演奏している感じでした。
これがまたよかったのです。

そして2度目は一人で、こんなツアーに参加して出かけてきました。
花巻の温泉に泊まるならお勧めのツアー。
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夜7時20分宿泊先のロビー集合で、
バスで会場までつれていってもらえます。
童話村では45分ほどのフリータイム。
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この日はイーハトーブフェスティバル3日目、
「おもひでぽろぽろ」を野外上映中で
「もう5年生の私なんか連れてこないからっ」というセリフが木々の間から聞こえてきたのでした。
♪ 普段のライトアップ時には、癒しの音楽みたいなものが流れているそうです。

万華鏡のようなオブジェは顔を近づけてながめてもきれい。
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童話村のあとは、
JR花巻駅近くにある光る銀河鉄道の壁へ連れて行ってくれます。
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この壁を観るといつも思いだすのは
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賢治童話の「銀河鉄道の夜」ではなく「銀河鉄道999」・・・。

たしか賢治生誕100年のころにデビューしたこの光る壁は、
昨年(だったかしら?)蛍光塗料を塗り替え、ライトをLEDにしたそうで、
光り具合が以前よりずいぶんアップしていました。
10分ほど見学した後、バスは参加者を温泉に送り届けてくれます。
帰ったのは9時半でした。

このツアー、賢治120周年の缶バッチももらえるんです。そして無料なんです。
私はまた9月に参加する予定(え、また花巻に行くの?)。

この秋、花巻の温泉に泊まる方にはおすすめのツアーです。
宿泊当日の夕方5時までに宿泊先のフロントに予約すると参加できます。
ただし各宿で定員5名のようなので、予約はお早めに。
ファンタジックツアー詳細はこちら
http://www.kanko-hanamaki.ne.jp/topics/detail.php?p=512

・・・・今回は花巻観光案内的記事でした!


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2016年8月27日の花巻 [宮沢賢治]

2016年8月27日
宮沢賢治さん120歳のお誕生日です。

ありがたいことにこの日は花巻にいました。
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8月27日の岩手日報の朝刊「風土計」欄には、
我が師匠・松田司郎氏の名前と本が引用されていました。
わーい、めでたいことづくしの1日のはじまり。
ブログ用「岩手日報」松田司郎.jpg
写真はブドリ兄さんからいただきました・・・いつもありがとうございます。
全文はこちらから読めます。
→ http://www.iwate-np.co.jp/fudokei/y2016/m08/fudo160827.htm

今日は宮沢賢治学会の国際研究大会1日目。
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プログラムはこちらをどうぞ
→ http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2016-08-09

アーサー・ビナードさん、平田オリザさんの講演は
それぞれに賢治を語る切り口がおもしろかったです。
アーサーさんの語る「扉」には、賢治の童話世界と今の世界がつながっているし、
オリザさんの語る「文化資本」のこと、「広場」のことからは農民芸術概論につながっていきました。
お二人のお話からも、またもやいろんな方向から賢治がやってくるこの感じ、
だから賢治の世界は面白いなあと思います。

郷土芸能観賞の時間には「原体剣舞(はらたいけんばい)」
初めて見ました。鬼剣舞とはまたちがう、子ども達の舞の勇ましさ(と、かわいさ)。
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この日は、童話村でイーハトーブフェスティバルもあり、
国際研究大会と童話村を行ったり来たりする人も多々。
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シャトルバスも出ていて、誘惑いっぱい

国際研究大会は2日目もありました。
世界中で賢治研究をする人たちがいるのです。
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宮沢賢治の世界が大好きな人が集まって醸される
この妙にゆかいなざわざわ感は、
花巻だからこそ味わえる、幸福感です。

・・・そして
花巻だからこそ味わえる、といえば
マルカンデパートが来年2月に再開するそうです。
またあの場所でしか味わえないソフトクリームと再会できます!
→ http://www.otomoku.co.jp/media/2016/08/31/47


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宮沢寛治さん!? [宮沢賢治]

7月8日から毎週金曜日夜10時からはじまった
TBSのドラマ「神の舌を持つ男」
http://www.tbs.co.jp/ranmaru_tbs/

毎回のゲストは、2時間サスペンスでよく見るあの人、この人。
そしておきまりのような殺人事件が起こります。
3話以降、主人公がべろーんと舌を出すシーンを
ぼやかすところが増えたように思うのは気のせいでしょうか。

このドラマなんだか面白いです。
そのうちのひとつが「宮沢寛治さん」

第1回目のエンディング、
佐藤治朗さん演じるその宮沢寛治さんは、
賢治の詩の一節をそらんじていました。

  ほたるはみだれていちめんとぶ
   ・・・赤眼の蠍
  萱の髪
   わづかに澱む風の皿・・・・
  蛍は消えたりともったり


これは宮沢「賢治」さんの「春と修羅 第二集」におさめられている
「一五五 [温かく含んだ南の風が]」の一節を引用したものなのでした。

一九二四、七、五の日付けもあるこの作品、
ちょうど番組が始まった頃と同じ時期。
でも何故にこの詩を引用したのかは不明(私の勉強不足か)。
長~い作品ですが、以下に紹介しておきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一五五 〔温く含んだ南の風が〕  一九二四、七、五、

温く含んだ南の風が
かたまりになったり紐になったりして   
りうりう夜の稲を吹き
またまっ黒な水路のへりで
はんやくるみの木立にそゝぐ
     ……地平線地平線
        灰いろはがねの天末で
        銀河のはじが茫乎とけむる……
熟した藍や糀のにほひ
一きは過ぎる風跡に
蛙の族は声をかぎりにうたひ   
ほたるはみだれていちめんとぶ
     ……赤眼の蠍
        萓の髪
        わづかに澱む風の皿……
蛍は消えたりともったり
   
泥はぶつぶつ醗酵する
     ……風が蛙をからかって、
        そんなにぎゅっぎゅっ云はせるのか
        蛙が風をよろこんで、
        そんなにぎゅっぎゅっ叫ぶのか……
北の十字のまはりから
三目星(カシオペーア)の座のあたり
天はまるでいちめん
青じろい疱瘡にでもかかったやう   
天の川はまたぼんやりと爆発する
     ……ながれるといふそのことが
        たゞもう風のこゝろなので
        稲を吹いては鳴らすと云ひ
        蛙に来ては鳴かすといふ……
天の川の見掛けの燃えを原因した   
高みの風の一列は   
射手のこっちで一つの邪気をそらにはく   
それのみならず蠍座あたり  
西蔵魔神の布呂に似た黒い思想があって   
南斗のへんに吸ひついて   
そこらの星をかくすのだ   
けれども悪魔といふやつは、   
天や鬼神とおんなじやうに、   
どんなに力が強くても、   
やっぱり流転のものだから   
やっぱりあんなに   
やっぱりあんなに   
どんどん風に溶される   
星はもうそのやさしい面影(アントリッツ)を恢復し   
そらはふたゝび古代意慾の曼陀羅になる
     ……蛍は青くすきとほり
        稲はざわざわ葉擦れする……     
うしろではまた天の川の小さな爆発   
たちまち百のちぎれた雲が   
星のまばらな西寄りで   
難陀竜家の家紋を織り   
天をよそほふ鬼の族は   
ふたゝび蠍の大火をおかす
     ……蛙の族はまた軋り
        大梵天ははるかにわらふ……   
奇怪な印を挙げながら   
ほたるの二疋がもつれてのぼり
まっ赤な星もながれれば   
水の中には末那の花
あゝあたたかな憂陀那の群が   
南から幡になったり幕になったりして   
くるみの枝をざわだたせ   
またわれわれの耳もとで   
銅鑼や銅角になって砕ければ   
古生銀河の南のはじは   
こんどは白い湯気を噴く
        (風ぐらを増す
         風ぐらを増す)   
そうらこんどは   
射手から一つ光照弾が投下され   
風にあらびるやなぎのなかを   
淫蕩に青くまた冴え冴えと   
蛍の群がとびめぐる

・・・・・・・・・・・・・・・ここまで
引用は「宮澤賢治全集Ⅰ」より

そんなわけですので、気になって2話以降もみています。

いつも物語とはすこし離れたところで、事件が解決した後に、
賢治のことを語る寛治さん。

2話では「宮沢賢治は質屋の息子だった・・・」と言う賢治の解説。

3話では 「よだかの星」の一節をそらんじてました。
  「もしあさっての朝までに、お前がそうしなかったら、つかみ殺すぞ」
  鷹にそう言われたよだかは絶望し、太陽に焼かれてもいいからと、空を飛んだ」

4話は特になし(残念!)

5話では、ゲストが演じていた村の娘・町子さんと恋仲になりそうな気配の中、
事件が解決してまた別の温泉町に旅立つときに、
「あなたは賢治の妹トシのような人だ・・・」みたいなことを言っていました。

さて6話以降はどうなるのか、
また何か引用が出てこないかなあ(お話から外れたところで楽しんでいるけれど)。

【8.13追記】
6話では、「インドラの網」でした。
  ↓ この部分ではなかったかしら、うっかりぼんやりみていてチェックし忘れ!
  いまはすっかり青ぞらに変わったその天頂から四方の青白い天末までいちめんはられたインドラのスペクトル製の網、その繊維は蜘蛛のより細く、その組織は菌糸より緻密に、透明清澄で黄金で又青く幾億互に交差し光って顫(ふる)へて燃えました。


宮沢寛治さんは、宮沢賢治とどんな関係があるのでしょうか?。
賢治生誕120年の今年、寛治さんががんばってくれているのか??
それとも番組制作の堤監督が賢治ファンなのか???
むむむ、なぞは深まるばかりです。

  そういえば、この夏上映中の映画「シン・ゴジラ」には
  春と修羅がでてくるらしいのですが、どんなふうに登場するのかは
  映画を見ていないので(見るだろうか?)わかりません・・・。
  庵野さんも賢治ファン? 
  庵野さんといえば、エヴァの新作を映画館で観られる日はくるのだろうか
   ・・・気になる(よねえ、うさぽんさん!?)

「神の舌を持つ男」の最終回は、花巻が舞台になるといいなあ。


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宮沢賢治生誕120年の8月です [宮沢賢治]

明治29(1896)年8月27日(木)生まれの宮沢賢治さん。
生きていたら今年で120歳。 2度目の還暦、6度目の成人式です。

そんな2016年、
先日でかけた賢治のふるさと岩手県花巻市では
のぼりやペナントになった賢治生誕120年のマークを
町のあちらこちらで目にしました。
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じーっとみていると賢治童話がたくさんちりばめられていて楽しいです。

花巻市では今年は年間を通じて賢治生誕120年のイベントがたくさん開催されます。
中でもお誕生日の8月27日前後はほんとうにたくさんあります。
どれに行ったらいいのか、迷いますなあ。
詳しくはこちら→http://www.kenji120.jp/

しかし私は
第4回国際研究大会「イーハトーブは今どこにあるのか」に出かける予定です。
会員でなくてもどなたでも参加OKですので、
この時期、岩手にいらっしゃる方はぜひご参加ください。
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国内外の賢治を愛する者や研究者を招き、 記念講演、研究発表、シンポジウム、エクスカーションなどを通じて賢治精神を探求・発信します。
記念講演は詩人・翻訳家のアーサー=ビナードさん、
劇作家・演出家の平田オリザさん
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開催日 平成28年8月27日(土)~29日(月) 
・27日:午後1時〜 (場所:なはんプラザ)
・28日:午前9時〜 (場所:なはんプラザ、ホテルグランシェール花巻)
・29日:午後〜 (場所:花巻市内)

29日の花巻を巡るエクスカーションのみ申し込み要です!
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国際研究大会の詳細、エクスカーションの申し込みは
宮沢賢治学会イーハトーブセンター http://www.kenji.gr.jp/

そのほか、童話村を中心に楽しい催しがいろいろあるので、
全部に参加できないのが残念~。

★イーハトーブフェスティバル
賢治ファンのアーティストの方が勢ぞろいの3日間
それも入場無料なんて、こんな事は実にまれです♪
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8月26日(金)~28日(日)
宮沢賢治童話村 屋外ステージ
詳細はこちら→ http://www.sap-co.jp/7852

★賢治風のステージ2016
開催日 平成28年8月27日(土) 午前10時 〜 午後3時
会場
宮沢賢治童話村

★童話村の森 ライトアップ ~現実と幻想のはざまで~
4月29日(祝)~10月23日(日)
開催日時はHPでご確認を→ http://www.kenji120.jp/

★ナイトミュージアム
「童話村の森ライトアップ」と同日に、
賢治記念館、イーハトーブ館など施設の開館時間が延長されます。
開催日時はHPでご確認を→ http://www.kenji120.jp/

★宮沢賢治記念館
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8月から来年3月までみどころいっぱいの企画が続きます
・特別 展「雨ニモマケズ」展
 賢治の『雨ニモマケズ手帳』の実物などを展示します。
 これは必見ですよ!
 開催日 平成28年8月20日(土)~28日(日) 
       午前8時30分 〜 午後7時30分

・「賢治の青春」展
 同人誌『アザリア』全6巻のほか、賢治が保阪嘉内に宛てた書簡などを展示します。
 開催日 平成28年9月17日(土)~25日(日)

・「賢治と石」展
 鉱物、地質学の側面から、賢治を紐解きます。
 開催日 平成28年10月1日(土)~平成29年3月31日(金)


★そうしてもうひとつ
今週8日からはじまった花巻コミュニティFM「エフエムワン」の
宮沢賢治生誕120年記念番組~音でたどる賢治さんの故郷 花巻~」(5分)
今週8日から11日は「賢治記念館で聞ける音」https://www.city.hanamaki.iwate.jp/bunkasports/505/506/p007159.html

花巻は賢治さんの気配を感じる音があちこちにちりばめられているところです。

前回の記事に続いてしつこいのですが、
熱帯夜のない花巻で、涼しい風に吹かれて参加する
ライトアップや音楽や映画はたのしそう。
本日も35度を超える神戸から花巻に想いを馳せてのおしらせでした~。


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ワルトラワラ40号 [宮沢賢治]

花巻のマルカンの話題をつらつらと書きつづった後、しばしの沈黙。
燃え尽きたのか?と思われてもいたようですが、
ただのサボローです。

今年は、私の町で最初のセミが鳴いたのは6月24日頃。
例年なら7月1日からなのに、早い夏の始まりでした。
今ではもう、毎朝セミの鳴き声じゃんじゃん聞こえています。
じめじめ湿気も、熱帯夜も、エアコンをつけはじめたのも、
今年は半月早いスタートでした。

そうして本日、九州から東海は梅雨明けしました。
(NHK「LIFE!」の梅雨入り坊やは今後どうなるのかしら・・・)

暑い季節の始まりに…一服の清涼剤。緑の風景をどうぞ
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5月新緑の宮沢賢治記念館前です。
嗚呼~岩手の涼しくてからっとした空気が恋しい。

ワルトラワラ40号が6月20日発行。
  37号以来、こちらのブログで紹介していませんでした。
  http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-05-26
松田司郎編集長、いつもありがとうございます。
祝40号です。とくに祝う記事は、ありませんが。
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【もくじ】
  人首町 「滝田恒男のスケッチ行脚」              滝田恒男
  イーハトーヴ写真館 「さっきはみちは渚をつたひ」      松田司郎
  イーハトーヴ風景館 「水田に映える春の雲」          松田一郎
  賢治とゴッホ/二つの魂のめざしたもの
   「銀河と糸杉とー第4章 なぜ描くかー〈風〉と〈列車〉」 松田司郎
  インドラ・ウェブ 「どっどどどどうど どどうど どどう」    牛崎敏哉
  賢治エピソード落穂拾い 「賢治と写真館」            泉沢善雄
  「狼森と笊森、盗森」の異聞(下)」                         岡澤敏男
  宮沢賢治のプラネタリウム 「天文少年宮沢賢治(5)」   加倉井厚夫
  イーハトーヴ料理館 「修学旅行復命書の「富錦」」       中野由貴
  イーハトーヴ切り絵日記 「ちばしれるゆみはりの(短歌)」 林 敦子
  シリトンの会に参加しませんか/バックナンバー/編集後記など


ワルの仲間、牛崎さんより
5月の記念館でいただいたCD。ありがとうございました。
DSC_0188.JPG  
朗読と邦洋楽による賢治の世界「言葉の先の風景」
  発売元 ITOON(イトオン)http://www.itoon.co.jp/gaiyou.html

  1、一つの世界 マリヴロンと少女
  2、颯爽たる風 生徒諸君に寄せる
  3、光のパイプオルガン 告別

牛崎さんの朗読と、マリヴロン楽団による音楽で
賢治の世界が繰り広げられます。
3月に記念館で開催された公演がベースになっているCDです。
 出演者や内容・・・詳しくはこちらを
 (佐藤三昭さんのブログ・リンクさせていただきました)
 http://mitsuaki-sato.blog.so-net.ne.jp/2016-02-12

マリヴロン楽団のメンバーに三浦祥子さんのお名前発見!
わ、うれしいな。
   ・・・チェロと賢治の会でお世話になったのはもう6年前だなんて。   
    http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2010-09-27

 


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箕面で 賢治さんとお茶っこ体験会 [宮沢賢治]

先週の熊本での大地震には、未だ心落ち着かないままです。
被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
阪神淡路や東日本の時の記憶もフラッシュバックしてくるので、
映像もあまり見られません。
どうか早く収束しますように、と祈っています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2016年4月17日 大阪・箕面(みのお)で、
賢治さんの世界を楽しむ講座を開催しました。

みのおてならい生活体験塾 
http://minohjuku.jimdo.com/
第2回 宮澤賢治生誕120年メモリアル
イーハトーブを味わうお茶っこ体験
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「お茶っこ体験会」というタイトルがついていますが、
この集まり自体が「お茶っこ」なんです。
岩手の方言で、みんなで楽しく過ごすお茶の時間のこと。
ほっとしたり、お隣に座ったどうしでおしゃべりしたり、
賢治さんや岩手のお話に耳を傾けていただいて
のんびりしてくださっていたら、それが一番でした。
こんなときだからなおのこと、こういうお茶っこの時間が大切と思っています

主宰のみのおてならい生活体験塾 http://minohjuku.jimdo.com/
コーディネータの・・・(でも私にとっては塾長デス)の
福住めぐみさんは、
フェリシモしあわせの学校で大変お世話になった方です。
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暮らしの学び舎、文化的な地域のコミュニティーの場として
生活の智慧と実行の力を身近に育む体験型の私塾を
この春から立ち上げられました。

なんだか楽しそうだな、と思っていたら
第2回に講師として呼んでくださることに。
そして、企画がすすむうちに、
福住さんのご尽力で、地元のフリーペーパーに紹介されたり、
上記のような案内はがきを作っていただいたり、
箕面で活躍されておられ
2013年花巻公演をされた劇団「チーム銀河鉄道」
https://www.facebook.com/Team-GINGA-498785616851977/
の事務局の中村典子さんとの4年ぶり!の再会の機会も生まれたり。

なにやら始まる前から、賢治さんの人をつなげるパワーを感じる会で、
おかげさまで、満席で開催することができました。

会場のセリーニさん
http://tabelog.com/osaka/A2706/A270603/27082462/
阪急箕面線桜井駅徒歩3分 
野菜をたっぷりつかったメニューで地元でも有名です。
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会場準備中
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福住さんはじめ、てならい塾・企画委員のみなさんの
お心遣いがたくさんつまった会場になりました。
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会場には第1回の報告もありました♪
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今回も岩手県大阪事務所
http://www.pref.iwate.jp/soshiki/shoukou/011289.html
に協力いただきました。いつもありがとうございます!
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岩手パンフレット(花日和~最新号の春号も)と、
岩手のゆるキャラ「わんこ兄弟」シールとストラップのおまけをお配りしました。


開会のあいさつを関西宮沢賢治の会 会長 で
関西岩手県人会事務局長の深田稔さんにいただきました。
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前半は 「宮沢賢治さんをご紹介」するおはなし。
中盤戦は「お茶っこタイム」 がんづき2台作って持っていきました~。
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私のがんづきは3度目という
栄子さんから、これまでで一番おいしかったとの感想が…多謝!

がんづきと、セリーニさんが用意して下さったルイボスティでほっと一息。
後半は「イーハトーブ空想旅行」と称して花巻の写真など見ていただきました。

あいかわらずとめどなく、まとまりのないおはなしとなりましたが、
ほっこらと楽しんでいただきながら
賢治さんや岩手に関心を持って下さる方が関西で増える機会に
ちょっとだけでもつながっていたらいいなあと思っています。

そのあとは私もとっても楽しみにしていました♪
チーム銀河鉄道10名のみなさんによる
「注文の多い料理店」の朗読です。演出は松本郁子さん。
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一人ひとりが演じる登場人物と、歌や楽器による演出で
目の前がたちまち森の中の「山猫軒」の長い廊下に。
その向こうに順にあらわれるドアを開ける度、山猫の声が響きます。
クリームをべとべと塗ったり、お酢を振りかけたりする二人の若い紳士は、
さてどうなるでしょう…結末は知っていても、やっぱり楽しい!

朗読の終わった後の合唱も声がふわわーと
会場全体に響いてとてもきれいでした。
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チーム銀河鉄道の中村さん
事務局長の久保喜一さん(なんと、小中学校の先輩だったなんて!)
朗読して下さったメンバーのみなさま
みのおてならい生活体験塾の福住さんはじめ企画委員のみなさま
そしてご参加くださったみなさま 本当にありがとうございました。

おかげさまでとてもたのしいお茶っこの時間でした。
そしてどうぞこれを機会に賢治さんの作品世界をたのしんだり、
機会があったら岩手におでかけくださるとうれしいです。
これからもよろしくおねがいします。


最後に会場でおしえていただいた各種お知らせ・・・・

お茶っこの最後にセリーニさんがふるまってくださった
「うまかっか」 ~うまかった~~~
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★「みのー1グランプリ」に出場します。
5月3日 10時―18時 みのおキューズモール
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野菜たっぷり、そとはカリッ、なかはフワッの
お好み焼きスティックです。
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★「INNUSI (犬牛さん??? 福ちゃん??)ライブ」
5月14日(土) 19時ー 池田ライブ&バー朝日楼
http://asahiros.web.fc2.com/
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★「SHEN YUN」 神伝文化へのいざない
5月22日(金) あましんアルカイックホール
https://ja.shenyunperformingarts.org/


★「チーム銀河鉄道」メンバー募集
https://www.facebook.com/Team-GINGA-498785616851977/
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★みのおてならい生活体験塾 これからの予定
http://minohjuku.jimdo.com/これからの予定-3回/
第3回 季(とき)をことばに、暮らしに詩(うた)ごころ
かんたん、やさしい俳句入門体験会
講師は倉橋みどりさん
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第9回「雨ニモマケズ」朗読全国大会が開催されました [宮沢賢治]

先日 出演者募集のおしらせさせていただいた
第9回「雨ニモマケズ」朗読全国大会が
2016年2月6日 花巻市の花巻市文化会館で開催されました。
 →http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2016-01-07

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毎年この大会の報告を送ってくれるすみれさんが今回はステージと裏方担当で走り回っていたとのことで写真なし・・・残念なのですが、電話でその盛況だった様子を伝えてくれました。

宮沢賢治生誕120年の節目友なる今年の大会。
来場者は当初100名くらい来るかなあとの予想が見事に外れ~!
150名以上の参加で会場は大にぎわいだったそうです。

参加者は地元の花巻、岩手県内、東京をはじめ全国からの個人・団体24組。
それぞれが、朗読をはじめ、合唱やひとり芝居、ピアノやトロンボーンの演奏を交え
賢治さんへの思い、作品世界の思いを表現しました。

盛岡市の5歳と3歳の姉妹は「めんこかったで賞」を受賞。
最高賞の大賞は花巻市のタクシー運転手古川欣也さん(62)が受賞。
おめでとうございます。

当日の様子は下記にも出ていますのでご覧くださいね。

★岩手日報 2016.2.7
「朗々、雨ニモマケズ 賢治生誕120年、花巻で全国大会」
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20160207_5

 第9回「雨ニモマケズ」朗読全国大会(同実行委主催)は6日、花巻市若葉町3丁目の市文化会館で開かれた。宮沢賢治生誕120年の節目を祝い、参加者が思い思いに作品世界を表現した。
 東京、神奈川、秋田、福島など県内外の個人・団体24組が合唱やトロンボーン演奏、一人芝居など工夫を凝らした舞台を披露した。
 盛岡市の5歳と3歳の姉妹は「めんこかったで賞」を受賞。詩を暗唱して会場を驚かせた2人は「じいじに教えてもらい、うまくできた」と笑顔を見せ、祖父(63)は「途中で泣くかと思ったが、よく最後まで言えた」と目を細めた。
 最高賞の大賞は花巻市のタクシー運転手古川欣也さん(62)が受賞。5年連続出場の古川さんは「歌を歌うのを忘れたが、今回で参加は最後と決めていたので大賞が取れてうれしい」と喜びをかみしめた。


★岩手日日新聞 2016.2.7
「賢治世界 多彩に表現 雨ニモマケズ朗読全国大会」
http://www.iwanichi.co.jp/hanamaki/10371.html

 第9回「雨ニモマケズ」朗読全国大会は6日、花巻市若葉町の市文化会館で開かれた。県内外の子供からお年寄りまで24組が出場し、今年で生誕120周年を迎える詩人で童話作家の宮沢賢治の代表作を思い思いの形で表現。審査の結果、大賞には花巻市東十二丁目のタクシー運転手・古川欣也さん(62)が輝いた。
 出場者は1組ずつステージで「雨ニモマケズ」の世界を表現した。賢治作品のキャラクターに扮(ふん)して群読する児童、楽器演奏や寸劇を交えて歌うように暗唱するグループ、韓国語に訳した詩を民族衣装で朗読する人などが見られ、それぞれの感性や解釈による趣向を凝らした演出が光った。
 このうち、グッドパフォーマンス賞に輝いた花巻市の観光ボランティアガイドグループ「はなまきコンシェル」は、小学生を含む女性6人で出場。賢治を思わせる黒い帽子とマント姿で詩の暗唱と手話、紙芝居、リコーダー演奏を披露した上、花巻弁でも詩を暗唱するというサービスぶりを発揮し「賢治生誕120周年の今年は全国からたくさんの人が花巻を訪れる。賢治の精神でもてなしたい」とアピールした。
 大賞に選ばれた古川さんは、「星めぐりの歌」の独唱や一人芝居を盛り込みながら詩を暗唱した。大会には連続5回出場しているが大賞は初めて。「今回でやめようと思っていた分、力が入り緊張もしていたのが良い方向に出た」と喜んでいた。
 「賢治の強さ、やさしさ伝えよう」をテーマにした大会は2008年に始まり、15年からは実行委が主催している。
 今回は子供の参加も目立ち、きょうだいや友達と一緒に詩を一生懸命に唱える姿が満席の会場を沸かせていた。林正文実行委員会長は「次代を担う子供たちの参加が増えてありがたい。賢治さんの精神に沿う大会になってきた」と話していた。
 第2部「賢治さんといっしょに」では、ゲストの和太鼓奏者・淺野香さんが賢治にまつわる話、男女4人組のイーハタビラが童話「やまなし」の朗読音楽劇を上演した。 
 大賞とグッドパフォーマンス賞を除く受賞者は次の通り。(敬称略)

 ▽1位=袴田恒雄(秋田県能代市)
 ▽2位=オカリナの会フェリーチェ(北上市)
 ▽3位=向田ゆう(東京都杉並区)
 ▽めんこかったで賞=お台場三人娘(東京都港区)横沢洋子(盛岡市)


主催と運営の実行委員会のみなさんは、当日に向けて何度も会議や打ち合わせを行って集まっていたとのこと。また今回は、ボランティアの方に男手もあって、助かったそうです。

出演者のみなさんと、実行委員会やボランティアでの応援隊の縁の下の力、
それぞれの人がそれぞれの形で「楽しい」「うれしい」「がんばろう」と関わって、
そこからうまれた、それぞれの「雨ニモマケズ」。
来年は大会も10回目の節目を迎えますね・・・たのしみです。

関係者のみなさまおつかれさまでした。
そして花巻からのいろんな「雨ニモマケズ」をありがとうございました。


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【花巻】2016年 雨ニモマケズ朗読全国大会 [宮沢賢治]

【追記】 2016年の案内です。
     他の年度は内容が異なる可能性があります。
     直接主催者におたずねください。

すみれさんからお知らせが届きましたので紹介します。
毎年こちらのブログでも紹介させていただいている
「雨ニモマケズ全国朗読大会」2016年も花巻で開催されます。
9回目になる今回の会場は花巻文化会館です。

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宮沢賢治さん生誕120年の2016年。
賢治さんのふるさと花巻で、ぜひ「雨ニモ…」を声に出してみてはいかがですか!?
毎回、花巻、岩手県内をはじめ全国から参加の出演者の朗読、ゲストの一人芝居は聴きごたえ、見ごたえ、感動がありますよ。

★詳しくはこちらを・・・チラシ、参加申し込み書も以下のURLからどうぞ
 →http://www.kanko-hanamaki.ne.jp/event/event_detail.php?id=304

第9回「雨ニモマケズ朗読全国大会」
  開催日:  2016(平成28)年2月6日(土)
  開催時間:13:00開演
  開催場所:花巻市文化会館 中ホール(花巻市若葉町3丁目16-22)

イベント概要:
宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」を全国から集まった個人・団体が様々なアレンジで朗読・群読を行い、優れたパフォーマンスを表彰する。
入場料 大人800円(幼児、小・中・高校生は無料)

主催・問い合わせ:雨ニモマケズ朗読全国大会実行委員会
            コミュニティ広場すまいる(菊池さん)まで
             ※電話・メールは上記のURLを開き、記載されている連絡先へ


★前回第8回大会の様子は以下からどうぞ
 →http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2015-02-22


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「月光カステラ製造所」も「鬼語放送局」も賢治作品ではありません [宮沢賢治]

少し前から「あらためて記事にしますね」と書いていた
小学6年生の教科書にでてくる
宮沢賢治の「やまなし」と「イーハトーブの夢」のことです。

まずは私のことですが
ここ数年、小学校6年生のみなさんに宮沢賢治の作品紹介と、
賢治のふるさと岩手の紹介をする機会をいただいています。
訪問させていただいている小学校では、
光村図書の国語の教科書を使っていて
その中に賢治作品「やまなし」と、
賢治の紹介テキストとして畑山博さんの「イーハトーブの夢」というエッセイがでています。
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教科書をもっていないので・・・学校でコピーをしてもらったものを使っています。なので写真も・・・すみません。

私は6年生のみなさんがこのページを学ぶ時期に合わせて、
賢治さんの授業を・・・ということで訪問させてもらっています。
毎年生徒さんとおはなししたり、一緒に考えたりできる機会は
楽しくて、感謝。

どんなふうなことをしているかは
 こちらからご覧ください 
  →http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2015-12-25

さて、その中でいつもでてくる質問が2つ。

★その1:
「やまなし」を読んで・・・「クランボンってなんですか」

 ・・・これはね、もう本当の答えは、賢治さんにたずねないとわかりませんよね。
   
    だけど、あなたはクランボンはなんだと思いますか?
   
    それを想像するのってたのしいでしょ!?
    それが一つの答えではないかと私などは思うのです。
    
    それでもやっぱり答えがほしいなら
    宮沢賢治を研究している人がたくさんいるので、書店や図書館やインターネットで
    いろんな説があるんだなあということを、まずは自分で調べてみてください。
    へえそうなんだ、と気づくことからやってみるのも楽しいですよ。
    
    そうして、もう一度自分はこれが答えじゃないかなあと想像してみてください。
    
   小学校で、それもたぶん賢治作品と初めて触れる「入門」の段階では、
   クランボンに「正しい答え」を求めるのではなくて 
   この言葉に触れてどう感じるのか、
   自分で考えたり、想像してみることが大切で、
   それが「クランボン」の答えではないかなと思うんです。
   
   「クランボン」をはじめ、
   賢治作品からは、なんだかわからないことばがたくさん飛び出してきます。
   なんかよくわからなくて、ヘン。
   ヘンだけど、その響きやリズムを「感じてみる」と、なんか楽しいでしょ。
   

★その2:
「イーハトーブの夢」を読んで・・・
 「月光カステラ製造所」や「鬼語放送局」は、どの賢治作品にでてくるのですか。

賢治作品を読んで探してもみつからないし
教科書に載っている地図と作品の関係ってなんだろうかとを見比べてもわからない
これらが登場する賢治作品が読みたいので教えてください、と
読書が好きな生徒さんからよく出る質問です。

  ・・・残念ながらこれらは、宮沢賢治作品に登場することばではないのです。
    だからどの作品を読んでも、出会う事はできません。
    なぜならこれらは筆者の畑山さんがつくった「賢治風な」言葉と世界だからです。

「イーハトーブの夢」は、宮沢賢治のことを伝えるとともに、
筆者の意見や感覚も織り交ぜられた文章です。
だからこの文章は、賢治の伝記ではなくて「エッセイ」という分類の入るのだろうと思います。
ここが大事なんです。

本文の前半部分と後半部分は、
賢治の幼少時代、中学、高校時代、高校教師時代から晩年までのことが、「三陸大津波」「石こ賢さん」「農という文字」「教え子たちとの話題」「羅須地人協会」などのエピソードとともに淡々と事実を語る形で記されています。
「宮沢賢治入門」レベルで、賢治という人を知るためにはコンパクトにまとまっていてわかりやすいです。

しかし、中盤部分のところに記されている、
賢治の創作活動について、賢治がもっていた夢や理想について、
そしてその文章の途中に挿入されている「筆者が作ったイーハトーブの地図」のところ。
ここは賢治が紡いだ作品世界に対しての、「筆者自身の」想いです。

つまり「イーハトーブの夢」は伝記的要素と、筆者の気持ちの入ったエッセイ部分が混在している
ということを意識して読み進めないと、すべてが賢治作品であるかのような勘違いが起こります。

例えば、
本文では「北守将軍と三人の医者」について語られたあとの行から、
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・・・以下、教科書から引用です・・・。

そんな数々の物語の舞台を地図上にまとめてみると、
楽しいイーハトーブの地図ができあがる。
  豊かに農作物を実らせる川沿いの平野。 
  月の光を集めて作るカステラの製造工場
  青空を作る山
  鬼語で放送をする放送局
  銀河のエネルギーを集めて発電する発電所
  グスコーブドリが爆発させた山
  「やまなし」のかにたちがすんでいた、イサドの町近くの小さな川
  そして、賢治の作品でわすれてはならない「銀河鉄道の夜」がある。
  ある晩、事故で亡くなった親友を送って、天上の国まで旅してしまう少年の物語。目をみはるほど美しい天井の風景を出てくる。これは、大切な妹トシをなくした賢治が、悲しみのどん底で書いた作品だ。物語の主人公、ジョバンニが住んでいた町は、イーハトーヴのパノラマ地図の種山付近と考えられる。


同じページにある筆者が作ったイーハトーヴの地図
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以上は、地図も含めて筆者が語っている部分です。
宮沢賢治が記したものではありません。
岩手県の地図とリンクして賢治世界が描かれているようですが、
これも賢治があてはめたわけではなく、あくまで筆者が示す「一説」です。

だから宮沢賢治作品には
  月光カステラ製造所も鬼語放送局も登場しません。
  種山ヶ原に銀河鉄道の駅があるというおはなしはありません。
  爆発している火山も、実際に岩手の沿岸部にあるわけではありません。

賢治研究家で芥川賞作家でもある畑山さんの紡がれる言葉には、
魅力あふれ、言葉に力があるので、
賢治ファンには素敵だなあと、「賢治風な」その雰囲気も受け入れられる。
そして賢治のことばとシンクロして、
だから賢治作品っていいんだよね、と私自身も共感し、大好きな部分です。

しかし、そんな部分だからこそ
宮沢賢治と初めて出会う人~入門の人には、
=(イコール)賢治作品、賢治の世界と勘違いしてしまいます。

私が、上記の質問に対して「違うんです」と伝えると、がっかりされる生徒さんもいます。
それで私もがっかりします。

小学校の先生方からも時々ですが
「これって賢治作品ではなかったのですか」と言う声があがります。
エッセイと伝記が混ざっていることを理解して下さい・・・。

少々言葉が悪くて恐縮ですが
宮沢賢治「入門」の小学校のみなさんや、
賢治作品にはじめて出会う人たちに混乱を招く「イーハトーブの夢」の解釈には
賢治ファンとして大変気になっているところです。

あくまで賢治ファンである私の個人的な意見ですが、
あらゆることばやお話の世界と出会う
そして宮沢賢治作品の視点ではおそらく「賢治入門」の時期である
小学6年生の賢治に関するこの2作品。
おそらく生徒のみなさんの中には
人生初めて触れる賢治作品が「やまなし」のはず。
そして中学、高校でも国語の教科書にも取り上げれられている宮沢賢治作品です。
これからもどこかで、宮沢賢治の作品と出会うでしょう。

そんな小学校での「やまなし」そして「イーハトーブの夢」に対しては
筆者はこうして想像して、楽しんでいるんだ、
だったら、私なら、僕なら、賢治作品を読んで
こんな世界を想像したよ、こんな言葉作ってみたよ。
想像することの楽しさや、賢治作品(そして文学作品全体を)を楽しむきっかけになる
そんな出会いになって欲しいと願っています。

ぜひ「わからないなあ~」ということで賢治作品を遠ざけないで、
むしろ不思議なことや、ヘンだなあと感じることを大切にしてください。
そしてそうして思ったり考えたりした部分で
賢治作品を、そして賢治作品に限らずことばが紡ぐ物語世界を
「楽しく読む」「わくわく出会う」きっかけに。

ちょっと偉そうなことも書きましたが、このへんで。


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小学6年生と賢治を叫ぶ 2015 Part3 [宮沢賢治]

宮沢賢治を紹介する授業 今年3校目
  今年2校目の報告はこちら
  →http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2015-10-28

2015年12月15日
川西市立北陵小学校へお伺いしました。
北陵小学校へ伺うのは今年で4年目になります。
今回はどんな6年生とであえるかな。楽しみです。

プログラムは、
6年生全体で賢治さんと賢治さんの作品紹介の授業をして、
各クラスごとにがんづきでお茶っこです。

がんづき作りから~朝8時に家庭科室集合。6台作りました。
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お天気も良く、朝日をあびるがんづき。
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永井先生、林先生ありがとうございました。
ふかふかがんづきが出来上がりました。
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授業がはじまります。
体育館で「宮澤賢治さんをご紹介します」。
写真ナシです~ごめんなさい。
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時間割・・・「賢治さん」や「やまなし」 < 「がんづき」! ふふ。

6年生のみなさんは、もう先月のうちに「やまなし」も「イーハトーブの夢」も
終わっているという事だったので、教科書を使って、少々復習モードの
賢治の授業です。

昨年は寒波襲来で、寒さに負けそうだった体育館。
今年は暖冬。生徒のみなさんも私も昨年より薄着。
遠野弁ラジオ体操♪ も今回も好評でした。

ところでまた今回も
「イーハトーブの夢」を読んでそこにでてくる言葉についての質問がありました。

「ここにでている地図は岩手のようですが、
この地図に記されている「鬼語放送局」や「月光カステラ製造所」と、
賢治作品とを照合させたらいいのでしょうか」と。
そして質問するのは、今回もやはり読書の好きな生徒さん。

先生からおしえていただいたところ
この生徒さんは、岩手の地図を見て、ここはこんな地域なんだと調べながら
賢治作品と、教科書に出てくる「賢治風な」ことばを地図に照らし合わせながら、
どの作品なんだろう、わからないなあ、不思議だなあと感じていたそうです。

・・・そりゃそうです。
  それは筆者の畑山さんがつくった「賢治風な」言葉と世界なんです。
  というのが前後の文章からでは、わからなくなっているのですよね。
  例えば、(舞台のモデルのひとつかもしれませんが)
  「種山が原に、銀河鉄道の夜の駅」の出てくるおはなしなんて、
  賢治さんは書いてないのに、イーハトーブの地図には記されているのですから・・・。
 
  混乱するわ、賢治作品ではないのよと私は回答するわで
  ちょっと残念そうだった生徒さん。私も残念なんです。もう~教科書め!
  これで賢治作品嫌いにならず、むしろ読むきっかけになってね。

  おそらく全国の小学校の読書が好きで、
  そして賢治入門編の6年生のみなさんの間で混乱をまねいているのでは、
  と思われる「イーハトーブの夢」の一節。
  筆者に、というわけではなく、教科書での扱い方が気になるのです。
  この件、また改めて書きますね。

さて、体育館でのあとは、あたたかい調理室でお茶っこの時間です。
6年生3クラスそれぞれ各1時間ずつ
「宮澤賢治のふるさと岩手のおやつでお茶っこ」というテーマで、
がんづきをたべながら、岩手の町や森の風景をみてもらったり、
「やまなし」のおはななしなどをさせていただきました。
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がんづきは今回は特に男子生徒のみなさんに大人気でした。
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おかわりないの~って言いに来てくれたみなさんどうもありがとう。
(残念ながら、おかわりはなかったのですけどね)


6年2組のみなさんと給食の時間です。
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みんな、楽しいおはなしをいっぱいおしゃべりしてくれました。
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最近好きな歌手のこととか、テレビドラマや本のこととか。どうもありがとう。
おかげで給食を一層おいしくいただけました。

本日のこんだては
 ・ごはん(北陵小学校はじめ、川西の小学校ではほぼ100%ご飯給食です)
 ・ほうれんそうともやしの和えもの
 ・のっぺい
 ・牛乳
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なんと「のっぺい」は1年前にお伺いした時と同じメニュー!
 ★昨年の様子
  →http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-12-27
春日大社「おん祭り」のお料理です。
同じ時期にたずねたからとはいえ、この偶然にびっくり。
ブログには書いていませんが、今年6月は春日大社の遷宮を見てきたので、
このごちそうも、ご縁があるのかも、とうれしくなりました。

のっぺいは、大根、にんじん、里芋、こんにゃく、鶏肉、ちくわ、厚揚げ・・・具だくさん!
これだけでおなかいっぱい。
里芋も調理師さんが1個ずつ手でむいているとのこと。
具材が多いので、他の材料もそれぞれ洗って、刻んで・・・と
ずいぶん手間がかかっていることがわかります。
このたっぷりお汁は、給食室からの愛情もたっぷりなんですね。

具材からいい出汁がでていて、ちょっと甘めの味付けは、
ごはんがたくさんたべられるおかず。
ボリュームあるので、和えものは、ちょっぴりでOKなんですが、
お皿が・・・。
大きなお皿でなくていいのに。それも仕切りがあるので空いているのが残念。
小皿だったらいいのになあ。
そしておいしいごはんなんだから、
やっぱりこのお茶碗でいただくのは、残念だなあと思ってしまいました。
すみません~昨年に続きぼやいてしまいました。


さてさてさて
来年は生誕120年を迎える宮澤賢治さん!
その作品は、中学、高校の教科書にもとりあげられているし、
おそらくこの先も、どこかで出会われるのではと思います。

短い時間でしたが、
  賢治さんの作品世界って楽しいのだなあ、ということが伝わっていたら幸いです。
  そしていつか、宮沢賢治の旅、東北の食の旅で岩手にもお出かけくださいね。
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北陵小学校6年生のみなさま、ありがとうございました!
そして
林先生 永井先生 6年生の各担任の先生方 奥田校長先生 
授業の機会をありがとうございました。

千晶先生とも久々の再会~うれしかったです♪


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小学6年生と賢治を叫ぶ2015 Part2 [宮沢賢治]

今年2校目は芦屋市立岩園小学校です。
 1校目の様子
  →http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2015-10-26 
昨年に続き2度目の訪問です。

2015年10月26日「宮澤賢治とイーハトーブを旅しよう」というタイトルで
お話や朗読、クイズやラジオ体操で
宮沢賢治と作品世界、そして賢治のふるさと岩手県の紹介をさせていただきました。
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★1時間目は体育館で6年1組、2組、3組さん合同での授業です。
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学校の図書室にある賢治作品の絵本などを紹介しながら
賢治作品や、賢治自身のプロフィールの紹介など、
そして雨ニモマケズ手帳(レプリカです)をお見せしたりしました。
花巻弁とは少々違いますが、岩手の言葉のリズムを伝えたくて
花巻弁の雨ニモマケズをみんなで読んだ後に、
遠野弁のラジオ体操CDをつかって、みんなでラジオ体操。
3クラス合同でやるラジオ体操は迫力がありました!
上下に飛ぶところで「はねてっ!」とCDから掛け声がかかると、
元気にぴょんぴょん。いつも思うのですが「はねる」っていい響きですよね。


★2,3時間目
  3クラス、それぞれ半分にわかれて各1時間ずつ
 「賢治さんがくらした岩手・花巻はこんなところです」という内容で
 私が岩手で撮ってきた写真を観てもらい、クイズなどもやりました。
 賢治祭の様子や、秋の花巻の風景など。
 今年7月種山が原で見つけたやまなしの木の写真などは、
 これから「やまなし」を学ぶ皆さんに興味を持ってみていただけたのでは、と思います。
 芦屋の町とは異なる岩手の風景。
 こんな中で賢治さんは暮らしていたのか、言葉をつむいでいたのかということなど
 ちょっぴりでも感じてもらえたらうれしいです。

今年は、SL銀河に乗ったよ、東北本線知っているよ、など
鉄道に詳しい生徒さんが各クラスにたくさんいました。
(給食のときに、こっそり写真も見せてくれてありがとう)

質問コーナーでは、
教科書の「イーハトーブの夢」に「鬼語放送局」ってでてきますけど、これは何ですか? 
鬼が出てくる作品はあるのですか?というものがありました。

今回に限らず、どこの小学校でもときどき出てくる質問です。
「鬼語放送局」そして「月光カステラ製造所」「銀河発電所」「種山銀河鉄道駅」「青空を作る山」は、賢治作品ではありません。
イラストのすみっこに小さく「筆者が作ったイーハトーブの地図」と記されていますが、
本文もイラストも、これらは賢治ではなく、「イーハトーブの夢」の著者が紡いだものなんです。

こんな風に、みなさんも賢治童話を自分の言葉に変えて楽しんでみましょう、ということなのだと思います。
だけど、賢治作品なのか、違うのか、を文脈から区別するのは難儀。イラストまであるし。
賢治入門編にしてはちょっと難しいですね。

鬼語放送局に関しは、
「鬼」が登場する賢治作品は、詩のなかにいくつかあります。
『春と修羅』の修羅も鬼につながっていくことばです。
しかし童話作品には「鬼のような」とか「鬼ごっこ」ということばは登場していますが、
鬼自身が登場人物のおはなしは、ありません。

・・・この件は、あらためて別の記事で書きますね。


授業のあとに2組さんで給食をいただきました。ありがとうございます。
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もちろん岩園小学校も
この学校の調理室でつくっているおかずと、陶器の食器です。
本日のこんだて
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 あさやきパン
 チキンケチャップ
 ジャーマンポテト
 マカロニスープ

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ごちそうさまでした。

机をあわせて班になって給食をいただく風景。
やっぱりここでもみんなたのしそうに、おしゃべりしたり、笑ったりしながらゆっくりと、なごやかに食事をしている風景がありました。私もおしゃべりの輪にいれてもらいました。楽しかった♪
 ・・・ちょっと緊張している雰囲気もありましたけどね(笑)。ありがとうございました。
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宮沢賢治さんの作品って、小学校の教科書はもちろん
中学、高校の教科書にもとりあげられています。
たぶん他の作家さんにはない特徴ではないかと思います。
来年は生誕120年だし!

どこかちょっとでも、宮沢賢治さん、そして賢治さんの作品世界って楽しいのだなあということが
伝わっていたら幸いです。
今回を機会に、賢治作品もいろいろ読んでみてくださいね。

6年生のみなさま、ありがとうございました!
そして授業の機会を与えてくださった
柴山先生 瀬古先生 藤田先生 伊田校長先生 ありがとうございました。


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小学6年生と賢治を叫ぶ2015 Part1 [宮沢賢治]

今年も小学校で6年生のみなさんと宮沢賢治についてお話したり考える機会をいただきました。
 ★昨年までの報告は→こちら

今年1校目は10月5,6日に兵庫県芦屋市立朝日ヶ丘小学校へ。
この学校には2009年からお邪魔させてもらっていますので、
(途中お休みの年もありますが)6年目となります。
小学生のみなさんとお会いできるというのは、私にとってありがたい「めったいにない機会」ですので、毎回、芦屋市で賢治ファンや岩手ファンが増えるといいなあ
そして賢治作品をたくさん読んでもらえるきっかけになるといいなあと思って出かけています。

今回は、宮沢賢治と岩手を紹介するお話と、岩手のおやつ・がんづきを作って食べてみようという2日間のプログラムです。

★第1日目 10月5日 ~~スミマセン~写真ありません~~
 「宮沢賢治とイーハトーブを旅しよう」
 ランチルームというお部屋で2組合同で、賢治作品の紹介やクイズ、
 「雨ニモマケズ」をみんなで声を出して読みました。
花巻で開催されている「雨ニモマケズ朗読全国大会」と
  →http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2013-03-18
塩尻での大会の時に
  →http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2012-12-05
教えてもらった花巻弁の「雨ニモ・・・」も紹介、みんなで読みました。
そのあと、遠野弁のラジオ体操で、ネイティブ岩手弁(花巻とは少々アクセント違いますが)を「体で」体感してもらいました。いつも聞き慣れている関西のアクセントとは違うことばの世界にくすくすと笑い声も・・・。
 そのあと賢治さんのくらした花巻の町や賢治祭の写真などをみてもらいました。


 ★2日目 10月6日
 「宮沢賢治のおはなしと岩手のお菓子作り」
 岩手のおやつ・がんづきを1組さん、2組さんそれぞれみんなで力をあわせて作りました
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粉をふるって 卵を泡だてて
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蒸し器を使うの初めてという人が多数 やけどしないように気をつけて
30分蒸します。

途中でゴマをふります
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竹串になにもついてこなければできあがり!
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お月さまの前を横切る雁(かり・がん)の姿で「がんづき=雁月」なんですが、
雁がたくさんとんでいるがんづき。
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むわっとふくれたお月さま。
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小麦粉やたまごが食べられない生徒さんには、先生と相談し、
枝豆と砂糖、はちみつ、白玉粉が材料の「ずんだもち」をつくってもらいました。
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翡翠色の「ずんだあん」がきれいですね。
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がんづきも、ずんだもちも、
同じ材料、分量でつくってもみんな顔が違います。
食べてみれば食感もやわらかかったり、ふかふかだったり、
ちょっとねちっとしていたり、もさっとしていたり。
こういうのがお料理のたのしいところ!
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切り分けて教室へ運び、試食は、給食の時間に。

本日の給食メニューはお豆がテーマのメニューでした
くわしくはこちら→★学校のブログ
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 あさやきパン
 チリコンカン
 ハワイアンサラダ
 コーンスープ
 くだもの(りんご)

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毎年言っていますが、
芦屋の給食は、各学校で調理していることとか、食器が陶器のことなどふくめて素晴らしいです。
そして、生徒さんのみんなゆっくり、たのしそうに食べている感じ、食事をする姿がとてもいい。
芦屋っていいなあ♪ と思います。

今は当たり前すぎて自分では気づかないかもしれないけれど、だからこその豊かさ(おしゃべりがすぎて先生に注意されちゃっている方もいましたけどネ)。
子どものときにこうやって明るい場所でみんなで食事を味わっていたら、その後の人生でなにかあったとき、自分にとっての強い力になるかもしれない大切なことではないかな、と思うのです。
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いただきまーす♪

★給食については昨年のところも読んでくださいね
   http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-10-31
 
2組さんは給食のあと授業でがんづきをつくりましたが、
どちらも試食タイムではみなさんほぼ完食でした。

いつもこうしてお話の機会をいただくたび、伝えることの難しさを反省しつつ、
どこかちょっとでも、楽しかったなあと感じていただければ幸いです。
そして宮澤賢治と岩手が少しでも身近に感じていただく機会になっていればうれしいです。

6年生のみなさま、小西先生 藤田先生 後藤校長先生 ありがとうございました。


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賢治の世界と、東北・岩手のランチの会 [宮沢賢治]

2015年9月26日
金沢のお醤油の町・大野で
宮沢賢治の作品世界の紹介と、岩手のごはんを味わう会を開催しました。
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9月19日(土)~27日(日)に開催された
 山猫あとりゑ+かわうそ兄弟商会展 ‐賢治と藍いろ‐ 展の特別企画です。
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展示の山猫あとりゐ・小林敏也さん、かわうそ兄弟商会の羽生田有紀さんとは、日程が違い、お会いできなかったのですが、かたかご庵で作品を観ることができました。
数年前、花巻のイーハトーブ館で開催された小林さんの展覧会とはまた趣が違い、町家の空間で、まじかに、身近に、観賞でき、絵本も全冊ずらっとならんでいる様子は、なんとも贅沢でした。

会場はコミュカフェともちどり http://comcafeono.exblog.jp/
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ともちどりさんは、今年1年限定のコミュニティカフェ。
もともとはお醤油のための倉庫だった場所です。
まわりはみんなお醤油屋さんで、
空気にもほんのりお醤油の香りが含まれていて、
そこにちょっと海の匂いも混ざっています。

ランチの会ですから、ランチをつくるところから。
 ・・・あ、でもこの写真は、会の途中で配膳しているところです。
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日当たりのいい明るいキッチンで気持ちよくお料理できました。
ヨウコさんと私ががんばっているこの1枚お気に入りなので、載せてしまったっ。
コバヤシさんありがとうございます。

今日の主役たち
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賢治の本(複製です)と
岩手の食材たち・・・せんべい汁用南部せんべい、雑穀、お漬物、宮城・秋保温泉の三角厚揚げ、などなど。

始まります。
参加のみなさまお越しいただきましてありがとうございます。
宮沢賢治さんの紹介と
9月の賢治祭や花巻の様子などご紹介するところから会ははじまりました。
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そうするうちに、仕込んでおいたせんべい汁のお汁がぐつぐつ煮えてきたので
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参加者のみなさんとお料理の「仕上げ」。
せんべいを割り入れていきます。
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せんべい汁は、
賢治の故郷より県北の二戸~青森県八戸市周辺(かつての南部藩)の郷土料理です。
南部せんべいを、野菜と鶏肉でつくったお汁で煮込みます。
お料理用の南部せんべいは「かやきせんべい」といいます。
とっても固くて、ぐつぐつ煮込んでも煮崩れません。
お汁を吸って、もちもちとおいしいのです。私はよく煮込んで、くたーとしたのが好き♪
 せんべい汁→ウィキペディア

配膳など、参加者のみなさまに手伝っていただきながら・・・片付けも。
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大野のお醤油大活躍
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お揚げにジュッ
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【本日の岩手ごはん】
  1・せんべい汁(かやきせんべい、鶏肉、ごぼう、にんじん、ねぎ、糸こんにゃく、
            うす揚げ、など。味付けは大野のお醤油で)
  2・花巻の白六穀・雑穀ごはん(お米は能登産)
  3・お漬物  花巻・味噌っこきゅうり、
          菊の酢漬け(東北は菊を食べる食文化があるんです)
  4・秋保温泉の三角厚揚げ(お醤油は、大野のトモチドリさんの)

岩手と金沢のコラボ食材でつくった素朴なお料理。
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いただきま~す
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ごはんのあとは「お茶っこ」(岩手の言葉でお茶をたのしむ時間)です。
【本日のおやつ】
  南部せんべい 8種
  花巻・よだかの星(よだかのような色形をした?かりんとうです)
  花巻のコーヒー(花巻・豆工房タカハシさんのコーヒー豆)

南部せんべいってこんなに種類があるんですね、と言って下さった方もいて、
みんなでちょっとずつ味見しながら楽しみました。
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お茶を飲みながら、賢治が暮らした花巻や、盛岡などの風景をみていただきました。
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岩手県大阪事務所からのご協力で(ありがとうございました)
岩手のパンフレットと、岩手のてぬぐいやシールなど各種♪
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宮沢賢治さんの作品世界のたのしさや、岩手の美しいところとか、おいしいものがいろいろあるんだというようなことが伝わっていたら幸いです。
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あれこれしゃべったような、しゃべり忘れていたような・・・・むむむ。
あっという間に会は終盤です。

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みんなで記念撮影 ご参加のみなさま本当にありがとうございました。
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・・・個人情報~って怒られてしまうかな? 小さめにしておきましたので。

この記事の写真は、一部を除いて敏也さんではないコバヤシさん。
洒落たアングルの隠し撮り?にも感謝です。
おかげさまでブログ報告もできました♪

そうして企画を立ててくださったヨウコさん ありがとう!
  金沢大野湊かたかご庵 http://hanagatami33.blog69.fc2.com/

本当に朝から快晴で、まぶしい大野の町。通りは静かなお醤油香る湊町。
その空気の中をコミュカフェからの笑い声やお料理の香りが、町のなかにふわっと立ち上っていく感じ。そこに賢治さんと、岩手のごはんがコラボできて、とてもよい1日でした。

そうそう
会のあと、おとなりの、もろみ蔵で、おしょうゆソフトクリームいただきました。
お醤油がカラメルみたいで、香ばしいかくし味に。不思議。でも美味。
そのあと町の中をぶらぶらして橋の向こうのヤマト醤油さんまでお散歩しました。

かたかご庵へ戻ったら、スターフェリシモ仲間の
TOKOさん http://www.geocities.jp/tokotonttu/ と数年ぶりの再会。
わ~ありがとう。会えてうれしかった。忙しそうですが、くれぐれも元気でね!

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金沢、大野町 また出かけたいです♪ いえ、きっと出かけますヨ♪♪

この日の夕方サンダーバードで帰宅しました。
帰り道はクーナさん疲れていたのか、いたずらナシ。実にスムーズ。
こうして9月イーハトーブ白金週間おしまい。

 


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2015年の賢治祭と・・・ [宮沢賢治]

10月になりましたが、9月の報告の続き・・・

クーナの会の翌日は、宮沢賢治さんの命日9月21日。
夕方から賢治詩碑前で行われる賢治祭(けんじさい)に。
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今年は秋晴れ、日暮れの「下ノ畑」方面は稲穂の実りで黄金いろに輝いています。
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夕方4時からの献花からはじまります。

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                         まゆみさん 写真ありがとう

BGMは椿弦楽四重奏団のみなさん。

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「雨ニモマケズ」の朗読、ご挨拶、賢治先生に捧げる歌、
講話などプログラムは続き、

詩の朗読は、南城中学校3年生による
「山の晨明に関する童話風の構想」
早池峰山をお菓子の塔にたとえた作品です。

スピーチは先の作品に続いて?
浅沼利一郎さん「賢治さんと大迫」
 ・・・7月のグスコーブドリノ大学校ではありがとうございました

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などとつづき、プログラムの後半では
あたりもすっかり夜につつまれ、ステージ脇のかがり火が光っていました。

今年の郷土芸能は
花巻農業高校鹿踊り部による「花農春日流鹿踊り」

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ほう、やれい、やれい

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お天気がいいから、じっと座っていても寒くも暑くもなく、
そして世の中のシルバーウイークの影響か
例年より参加者が多い感じがしました。
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賢治さんをしのび賢治さんの作品世界を一同で静かに、
そしてゆかいに楽しむことのできた賢治祭でした。

翌日、22日は、JR花巻駅前の、なはんプラザを会場に
第25回宮沢賢治賞、イーハトーブ賞授賞式です。
http://www.kenji.gr.jp/prize.html
今年は
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宮沢賢治賞に吉見正信さん 
奨励賞にグレゴリー・ガリーさん、秦野一宏さん
イーハトーブ賞に高畑勲さん
奨励賞に佐々木格さん が受賞されました。
おめでとうございます。

受賞者の記念講演では、
吉見さんは、賢治文学遍路の旅をするイーハトーブの住人の一人として
どこを歩いても、今でもめずらしくて、おもしろくてしょうがありませんとおっしゃっていた一言が大変印象に残り、
高畑さんは、これまでおつくりになった作品の中に隠れている賢治モチーフについてもおはなしくださったのですが
私は幼稚園の時にテレビで見た「太陽の子ホルスの冒険」に「水仙月の四日」が忍びこんでいた事を今回初めて知ったのでした!
「あ、このシーン見たことある」と思い、まだ賢治と出会っていないときにこうして作品とは出会っていたのかと、この年齢になったから種明かしをされた気持ちになりました。
また、動物の擬人化について、視覚化するという事についてのお話を伺いながら、是非「鹿踊りのはじまり」を高畑アニメでみたいなあと強く思いました。

そして偶然ながら?みなさん「見えないものを見る」ということをおはなしされ、
おとついのクーナの会の続きのような、「そうでしょ、そうそう」なんて私もうなずいていました。

午後からの定期大会に備えて腹ごしらえの時間です。
http://www.kenji.gr.jp/news.html#teiki
お昼には、S田さんやT嶋さん、まゆみさんやブドリ兄さんほか総勢10名で
ラーメン屋さんをめざしてでかけたのですが休業日でして・・・
しかし照井菓子店さんの前をとおったらいつもはうりきれのだんごたちが
出来あがったばかりの時間だったのか、たくさんある。
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                      これは、お茶もち

そういうわけで、だんごがお昼ごはんになりました。
林風舎のガレージをお借りして、一同団子をいただく「童話風の構想」です!?
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 しょうゆだんご と 黒ゴマだんご

交流会では、てんぷらそばとサイダーが登場
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23日はイーハトーブ館で研究発表http://www.kenji.gr.jp/
5名の方の発表がありました。

こうして例年の花巻での賢治関連の行事が終わりました。
私にとってはここ数年、この9月が1年の締めくくりのような、
おわってみればまた来年の9月が楽しみになるのです。

23日の夕方は、まゆみさん、ともこさん、ブドリ兄さんと
北上の森のみみずくへ 
http://mimizuku-cafe.com/  
  みみずくさん、クーナの会でもお世話になりました!

みなさんはハンバーグカレーセット

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今回、私はカツカレーセットをいただきました。
カツカレー.jpg
         ブドリ兄さん撮影 ありがとうございます

最近カレーを少しリニューアルされ、どのカレーセットにもお肉の塊が入っています。
このお肉、カレーに入っている牛すじと同じく、いわて牛なんですよ。
なのにお値段そのままなんて~またまた豪華になった森のみみずくさんのカレーです。

もちろんおいしさもひとしお。
ごちそうさまでした。

北上からの帰り道、花巻駅でSL銀河と遭遇。わ~い♪

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★の写真はまゆみさんが撮ってくださいました。ありがとうございます


 


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賢治童話の動物たち [宮沢賢治]

7月にこちらのブログで報告させていただいた
加藤昌男さんの作品展「賢治百八曼荼羅」
岩手県花巻市のイーハトーブ館で開催中の9月23日まで開催中です。
http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2015-07-07

その加藤さんの銅版画が載っている本が7月に出ました(もう9月…報告が遅くなってしまった!)

『宮沢賢治の心を読む Ⅲ』  草山万兎 著  加藤昌男 銅版画
  童話屋(2015年7月) http://www.dowa-ya.co.jp/books/yomi/kenji3.html
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草山万兎さんは、またの名を河合雅雄さん サル学の世界的権威の方です。
その草山さんの文章と、加藤さんの銅版画
兵庫県篠山市在住のお二人で、偶然にもW「まさお」さんのコンビで
動物をテーマに賢治童話を紹介するシリーズ3巻目。

 貝の火 * 鹿踊りのはじまり * よだかの星 * 月夜のでんしんばしら
 の四作品が解説されています(もちろん、原作全文も収録)。

ビジテリアン大祭をとりあげた「まえがき」からはじまっているから
緑いろなのかしら?など読者として勝手に想像しながら、
今回の緑は、黄色と赤が奥からにじみ出てくるような感じで不思議な色だなあと、
私はこの色を大変気に入ってしまいました。

3巻並べてみました
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1、2巻と同じ体裁のようで、3巻はまた雰囲気が違っていたりして
(よだかが飛んでいたりして)、
加藤さんの銅版画作品、賢治さんのおはなしと、草山さんの解説を楽しみながら
気付けば賢治ワールドの動物たちと戯れることのできる1冊です。


放映のお知らせです~~
9月11日(金) pm9:30~サンテレビ・ニュースポートの時間で
加藤昌男さんの企画展・花巻での「百八賢治曼陀羅蔵書票展」の模様が放映される予定です。
サンテレビのカメラマンさんが花巻へ出かけて収録されたそうです。
関西のみなさま~要チェックでお願いします!


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第16回グスコーブドリの大学校 [宮沢賢治]

2015年7月26日ー28日開催の
第16回グスコーブドリの大学校に参加しました。

ところで7月24日の夕方から26日かけて花巻界隈は大雨でした。
27年ぶりというイギリス海岸の様子もあっというまに水の中。
 渇水の時の記事→http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2015-07-14

それだけ雨のない夏だったわけですので、これは恵みの雨でした。
しかし降り出すとそれはすごい勢いで、大雨洪水警報や、
宿泊していた大沢温泉界隈の地区に一時避難警報がでていたようでびっくり。
本当に近頃の天気には油断できません。

さて、そうしてグスコーブドリの大学校ではお天気に恵まれました。
主催は岩手県一関市東山町にある石と賢治のミュージアム。
 http://www.city.ichinoseki.iwate.jp/index.cfm/6,0,149,html
宮沢賢治が晩年、技師としてサラリーマン生活を送った
東北砕石工場の跡地を利用してできた博物館です。

いつか参加したいと思っていた大学校、やっと念願叶いました。
(Fさんありがとうございます!)
都合で私は1日目の懇親会からの参加となりましたが、
友人のマユミさん、フミエさん、ナオコさんも一緒です。
参加者の方はリピーターの方も多く、和気あいあい。
初めてお会いする方、久しぶりにお会いする方もおられ、なんとも愉快な2泊3日の
大学校生活のはじまり~。

2日目の朝
宿泊していたげいび渓ちかくの東山観光ホテルをあとにして
バスは私たちを早池峰山に運んでくれました。
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大迫(おおはざま)で休憩タイム 「猫の事務所」のモデルともいわれる
稗貫郡役所跡を利用した「早池峰と賢治の展示館」
 http://www.iwatetabi.jp/spot/detail/03201/1621.html
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バスの中では、日本地質学会員の原子内貢さんが
東山町や早池峰界隈での賢治の足跡や、
このあたりの地形についての解説をしてくださり、
特に地層のはなしなど専門的で、流石、石と賢治のミュージアム!

オルドビス紀、デボン紀、イリジウム・・・・
目の前の風景に、何万年、何千年という壮大な時間が積み重なっていきます。
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これは途中下車してみんなでながめた山の断面。黒いところが岩脈(ダイク)というそうです。
私にはケーキに見えてしまうのですが。

早池峰山(はやちねさん)は快晴! 私たちを歓待してくれているよう。
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登りたいなあ! 今回は麓から見上げるだけでがまん。
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早池峰山では早池峰賢治の会・会長の浅沼利一郎さんが、
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賢治と早池峰地について、「山の晨明に関する童話風の構想」の碑の前で解説してくださいました。

ちかくにある白い石を見に探検。
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そのあと「どんぐりと山猫」の舞台ともいわれる笛貫の滝までトレッキング。
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あ、その前に腹ごしらえ。
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お弁当タイムの山小屋には
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権現様もいました。
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ブナの森をぬけて、
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笛貫の滝(ふえぬきのたき)にむかいます
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滝に到着
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前日まで雨のせいでところどころぬかるんでいる急な山道に
ころびそうになりながら、えっさかほっさか帰り道。
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早池峰神社にもお参りしました。
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駒犬さん あ は子連れ
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うん は りりしい
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瀬織律比売神様がまつられています。山から万物を見守っている女神さまなのでしょう。
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こちらで早池峰神楽を観てみたい
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大償神楽(おおつぐないかぐら)のみなさまお元気でしょうか
  http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2012-12-07

 
 
 
 
 
神社で咲いていたあじさいの青が深くてみとれました。
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この日、最後にバスで移動したのは本日の宿泊先でもある
種山が原にある「種山高原・星座の森」 http://www.esashi-iwate.gr.jp/seiza/
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種山が原は「風の又三郎」の舞台のモデルの一つと言われる場所です。
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宿泊はコテージ。キッチンも完備されているし、お部屋にはシャワーやトイレもあるし、
別棟へいけば薬草の湯もあるし、食料をもちこんでここで1週間くらい過ごしたくなりました~

夕暮れの時間です
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少年が羽ばたこうとしていました。
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1996年に建てられた「風の又三郎」ブロンズ像。作者は中村晋也氏
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ふりかえれば、お月さま。
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交流会も兼ねた晩ご飯のあと夜8時からは星空観察会。
講師は賢治の事務所の加倉井厚夫さん。
高原だし、もう少し涼しいかと思えば、結構暑い岩手の夏。
しかし蚊に悩まされることはなく、じとーとした関西の熱帯夜とは違ってさわやか。
(こんな空気の中にいると、関西に帰りたくなくなります~)

参加者順番に望遠鏡で月を見ました。
しばらくすると、空一面に厚い雲がひろがりはじめて、残念ながら星も月も見えなくなってしまいました。
が、
参加者の方のお一人がストリーテリングで北斗七星のひしゃくのお話を語ってくださいました。
夜空の下のお話会、最高です。

翌朝は4時起床! もうあたりは明るい。東北の夏は朝が来るのが早いのです。
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5時から物見山散策です。
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植物の解説をききながら(講師の方のお名前をおたずねそびれてしまいました・・・)、
山を歩くと、たくさんの草や木や花が目に飛び込んできます。
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ヤマナシやサルナシもありました。ときおり小雨が降る中、でも朝の空気は気持ちよく
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遠くの山も雲と交信しています。
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種山が原
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途中では、
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この木は、おそらく私の師匠の松田司郎氏のともだちの木のはず。
『宮澤賢治・イーハトーヴ図誌』の表紙になっているあの木ではないかと。

約1時間の散策のあとの
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朝ごはんはおいしい。
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大学校の午后ではなくて「午前の授業」は、
加倉井さんの「宮澤賢治の星座」の講演です。
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「星めぐりのうた」の解説など、星と賢治に関するおはなしには
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ほう、と ときおりうなずきながら拝聴しました。
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講演が終わるともあとは閉校式。
あっという間の3日間でした。

早池峰山の解説で浅沼さんが
「このあたりは、どごさいっても賢治がいる」とおっしゃっておられたのですが、
まさに、まさに。
石や山や、空をながめながら、地球や宇宙に流れる永く大きな時間を感じ、
たくさんの賢治が好きな皆さんとご一緒に
賢治さんと賢治さんが紡いだ世界を楽しむことができました。
参加できて本当によかった。ありがとうございました。

最後に
種山が原で見つけた
よつばのクローバーと、5つ葉のクローバー
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これは吉兆、みなさまに写真でお福わけです。


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渇水のイギリス海岸 [宮沢賢治]

岩手報告の途中ですが 閑話休題(でも、やっぱり岩手報告)
ワルトラワラの仲間で花巻の泉澤さんが
最近のイギリス海岸の写真を送ってきてくださいました。
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写真に写っている見知らぬ少年ふたりが
「銀河鉄道の夜」でプリオシン海岸を散策しているジョバンニとカムパネルラのよう。

これは9月の賢治祭のときよりも渇水しています
 昨年→http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2014-09-29-1

このイギリス海岸をこの目で見たい~めったにない賢治が見た風景体験の場です。
花巻のみなさんがうらやましい!

しかしこれだけ渇水しているのは、田畑や市民生活で水不足にならないかがちょっと心配です。

花巻市観光協会のブログにもでています
http://kanko-hanamaki.blogspot.jp/2015/07/blog-post_14.html


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イーハトーブコンサート [宮沢賢治]

6月にでかけた音楽でいっぱいの花巻報告です。
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舘野泉イーハトーブコンサート 「KENJI・・・宮澤賢治によせる」 
企画展・加藤昌男「百八賢治曼陀羅蔵書票展」賛助公演 
2015年6月28日(日)13:30開場 14:00開演
宮沢賢治イーハトーブ館ホール http://www.kenji.gr.jp/
出演 舘野泉(ピアノ) 舘野英司(チェロ) 柴田暦(ヴォーカル) ヤンネ舘野(ヴァイオリン)
 
めぐりめぐって賢治さんや篠山、花巻といろんなご縁で、このコンサートの企画運営と、当日の司会をお手伝いすることになりました。
この公演は6月17日からこの会場で開催されている企画展「百八賢治曼荼羅蔵書票展」の賛助公演です。
公演が決まったのは、企画展の作者・版画家の加藤昌男さんとピアニストの舘野泉さんが、長年親交を深めてこられた中から実現したものでした。
加藤さんの蔵書票展を応援したいという舘野さんのお気持ちから実現したこのコンサート。
加藤さんと舘野さんお二人の交流から、つい私は、賢治が学生だったときの保阪嘉内をはじめとするアザリアの仲間たちや、高校で教鞭をとっていた時の藤原嘉籐治との交流も重ねて思い出してしまうのでした。
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午前中は、加藤さんのギャラリートークがありました。
17年かかって賢治の言葉と対峙し108点の作品をつくってこられたエピソードをはじめ、
作品を目の前に作者・加藤さんご本人から伺う創作のおはなしは、おもしろく、作品をより身近に感じることができました。
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それにしても点数の多さにびっくり。こちらの館で企画展がはじまって以来、一番でしょう。
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中央に掲げられた曼荼羅は迫力がありますよ。
「百八賢治曼荼羅蔵書票展」は2015年9月23日(水)までです。ぜひご覧ください。

舘野泉さんはフィンランドを拠点に世界的に活躍されているピアニストです。
約10年前に左手のピアニストとして奇跡の復活を果たされたのちも現在まで旺盛な演奏活動をつづけておられます。
 →http://www.izumi-tateno.com/
tateno_flyer[1].jpg
今回のコンサートの案内です。
一番最初にこのチラシを拝見した時、“わ、舘野泉さんカッコイイッ” と、かなりミーハーになってしまったのはいうまでもありません!

演奏中は写真撮影禁止だったので、これから始まるホールの写真です。
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おかげさまでこの空間が満席となりました。
花巻をはじめ岩手各地、関東、関西と全国からお越しいただきました。
ありがとうございました。

ピアノも緊張しています!?
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舘野泉さんとともにステージに立つのは、弟の舘野英司さん(チェロ)、ご子息のヤンネ舘野さん(バイオリン)、そしてヴヴォーカルの柴田暦さん。
舘野泉さんとヤンネ舘野さん親子の演奏、
ご兄弟の舘野泉さんと英司さんの演奏それぞれにじっと耳を傾け、拝見していると、
賢治さんと清六さんが浮かんできました。
  (先日の「ふたり展」につづき・・・
   http://bonjour-konogoro.blog.so-net.ne.jp/2015-06-16)。

第1部、第2部ともに素晴らしい演奏でしたが、中でも第2部の「KENJI・・・宮澤賢治によせる」は、6月に東京で世界初演奏されたもの。花巻では初の演奏です。

   吉松隆:「KENJI・・・宮澤賢治によせる」
   語り、左手ピアノ、チェロのために  詩:宮澤賢治 構成:吉松隆
   序(作品大1074番)/やまなし/宛名のない手紙/
   間奏曲1/烏百態/間奏曲2/オホーツク挽歌より/
   銀河鉄道の夜より・・・

感想はなかなか書ききれません。でもあえて書いてしまう~長々と。
公演の後、関係者で集まった夕食会の席上で、舘野さんが「演奏しているときに、(朗読の)賢治の言葉が聞こえてくると、演奏をやめてその言葉を聞きたくなってしまう。演奏をやめないように自分と戦わなくちゃいけない・・・」というようなことをいわれていました。
あの演奏中の心地よさ、哀しさ向こうに見えてくる何か明るいものはこうした葛藤の中で奏でられていたのか、と思いました。
ピアノとチェロの音の間に、人間の声が折り込まれて流れてきて、音色も人の声もまるでみんなが賢治さんの世界でした。
賢治とトシの世界があらわれたり、セロのような声も聞こえてきました。
花巻の空気と、賢治さんのことばと、そして舘野泉さん、英司さん、ヤンネさん、柴田さんの紡ぐ音楽が一体になって届けられたコンサートだったなあと振り返っています。

3月に企画が本格的に決まってから、このコンサートに関わるたくさんの人が開催に向けて動きました。
私にとっては思いがけなく一番最初に企画のお話をしてくださった篠山のTさん、Nさんとイーハトーブ館でともに笑えたときは感激でした。
舘野さん側のマネージャーOさんにはあらゆる無理をお願いしたにもかかわらず、いつも笑顔で引き受けてくださり感謝でいっぱいです(ずっとメールでやりとりしてきて北上でお会いできたときはうれしかったです)。
事務局のみなさま、企画委員のみなさま、関係者のみなさま 本当にお疲れさまでした!

岩手日日新聞にも記事が載りました。賢治さんとの4ショットいいですね!
★ウェブニュースはこちら http://www.iwanichi.co.jp/hanamaki/2999.html
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この前日の6月27日には北上市の北上さくらホールで
「舘野ファミリー&フレンズによるネパール救援募金コンサート」が開催され、こちらにもでかけました。
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岩手日日新聞の記事
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こちらの演奏会では岩手出身のピアニストやビオラ、コントラバスの奏者加わり、
華やかで、美しい音色が響いていました。
舘野泉さんが最後に演奏されたカッチーニの「アヴェ・マリア」が終わった時には
私の両脇に座っていたNさん、Fさんが感涙・・・。

3月のときには想像もできなかった夢のような2日間を迎えることができました。
舘野泉さん、皆様本当にありがとうございました。

・・・今回の記事は電子日記そのままに、まるで私事の密度が濃くて失礼します。


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