9条の味 [お菓子の誘惑]
9条といっても九条ねぎではありません。
ある日の仕事先で、おやつの時間のこと。
甘い味だけど、
甘く見てはいけない瓦せんべいです。
ばりばりたべてもいいけれど、
壊してはなりませんぞ。
お茶をすすりながら、その味をしっかり噛み締めて、
しばし世の中のことをながめる時間も大切ですね。
にんじんケーキ [お菓子の誘惑]
フェリシモ・しあわせの学校 春のオープンクラス
大人のための絵本講座★「春をたのしむ絵本のレストラン」開催します!
第1回講座は4月16日(木)参加者募集中
詳しくは→「こちら」をクリックしてください♪
▼
▼
4月16日の絵本講座にむけて
にんじんケーキの試作をしました。
もうすこしにんじんの量を増やそうかな。
お砂糖減らそうかな。
でも私は、甘いものは甘さをたっぷりたのしみたいのよ、
といつも思って控えめにはできないのです~。
当日はもうすこしだけ、きりっとした(!?)ケーキになって
登場させる予定です。
ではどうして絵本講座でにんじんケーキなのでしょうか。
ほらほら、にんじんが出てくる絵本があるでしょう。
絵本とにんじんでお茶の時間というわけです。
そしてもう1品、別の絵本作品の中のおいしいものを
味わっていただくべく現在試作中。
で、にんじん、
え? どの絵本ですかって?
ふむふむ、絵本講座でご紹介しますね。お楽しみに♪
チョコっとね [お菓子の誘惑]
フェリシモ・しあわせの学校 春のオープンクラス
大人のための絵本講座★「春をたのしむ絵本のレストラン」開催します!
詳しくは→「こちら」をクリックしてください♪
2月3月は大好物のチョコレートとの出会いが多くしあわせな季節です。
昨年ご報告したヴァローナのチョコレート
製菓用なのに、いつもこのまま食べてしまうのを
今年はそうならないように気をつけながら(!?)
お菓子を作りました。
バター風味を利かせたざっくりとしたクッキーに
溶かしたヴァローナチョコレート・エクアトリアルノワールと
アーモンド、クルミ、マカダミアナッツを流し込み
チョコレートバーを作りました。
カロリー換算すると結構な数値になるかも。
1本でかなりお腹が満足します。
今年はこんなきれいなチョコレートをいただきました(自慢!)。
ありがとうございます。
フェリシモのカタログ「幸福のチョコレート」掲載の
ウィーン・レシャンツのチョコレート
一粒ずつ味が違いますが、
どれも口の中でチョコレートのいい香りが立ち上りました。
ヨーロッパのチョコの香り好きです。
空き箱は「ちょっといいもの」入れにしよう。
バレンタインにいただいちゃいました。ありがとう!
イタリア・カファレルのチョコレート
引き出し状の箱を開けると
かわいい男の子と女の子、そしてハート。
これも空き箱は「なにかいいもの」入れにしよう。
神戸にもお店があります。
チョコレート好きにはたまらないチョコレート三昧できるお店です。
カファレルはジャンドゥーヤという
ヘーゼルナッツの香り豊かなチョコレートでも有名です。
ホワイトデーにいただいちゃいました。ありがとう!
友人が京都で買ってきてくれたチョコレート
ゴマ風味のや、桜模様や和のテイストたっぷり。
この空き箱は「春の玉手箱」として使おう。
北海道のおみやげにいただいちゃいました。ありがとう!
六花亭のモカチョコレート
ふくじゅそうの花の絵柄、チョコレートにはふきのとうの柄
春ですね。
福寿草 土の下から顔見せぬ
雪解けまぢか 春そこにあり
↑
中学生のとき国語の授業で作った俳句です。
めずらしく先生にほめてもらったことを、
今でも覚えています
(ほほっ・・・今読み返すと直したいところあるけれど)。
そんなわけでチョコレート月間のご報告でありました。
感謝。
私の町では桜のつぼみがふくらみはじめました。
来週あたり花見日和となりそうです。
おつきみ [お菓子の誘惑]
今日は旧暦の8月15日、十五夜。
中秋の名月です。
昨日、友人のMさんと久々の「関西食文化研究会」で
(でも彼女は「関西うまいもん買出しツアー」と呼ぶ)、
神戸の町をお豆とスパイスを求めてさまよってきたのですが、
その帰り道、数あるお月見団子中で、ふと、このお菓子と目があって買って帰ってきました。
菓匠・静閑院という京都のお菓子屋さんのものです。
うさぎの包みの中からはうさぎのお菓子が飛び出してきました。
昨日立ち寄った神戸の南京町では「第11回中秋節」が開催されていました。
15日まで3日間の開催です。
広場で、神戸市立兵庫商業高等学校・龍獅団の龍舞をみることができました。
くるくると空を舞う龍を操る団のみなさんは、肩車をしたり、地面に足を突いたり、
音楽にあわせて、きびきびとしなやかに舞います。
じっと見入ってしまいました。
中秋節は秋の収穫を祝い、家族団らんを楽しむ節句です。
みなさんのところで、おつきさまみえていますか?
夫婦善哉 と くいだおれ太郎くん [お菓子の誘惑]
大坂こだわり食材屋台市のあと、食と農仲間の友人たちと大阪の町をうろうろしました。
まずは道頓堀方面へ。
人ごみを掻き分け、路地にはいると石畳。そしてお線香の香り。
苔むした水掛不動さんのある界隈は人が多くても、ひっそりしていて心落ち着きます。
そのお不動さんの隣にある「夫婦善哉」(めおとぜんざい)でひとやすみ。
このお店は、織田作之助の小説「夫婦善哉」の舞台としても有名です。
肝心のその小説の筋書きを忘れてしまいましたが、何年かおきにテレビドラマにもなっている作品です。
大店のたよりないドラ息子と、しっかりものの元芸者の妻が夫婦というものを歩んでいくお話だったはず。
物語の最後で、そのドラ息子が「おばはんたよりにしてまっせ」と妻にいう一言が印象に残っています。
「おばはん」は今のセンスだと、「えっ、なんて失礼な!」となりそうですが、昔のなにわことばでは、ちょっと尊敬の意味も含んでいるのではないかと思います。
さて、お店の夫婦善哉ででてくるのは、一人分が同じ大きさのふたつの器にはいったおぜんざい。
中には白玉がころんとひとつ。
このふたつそろったところが「夫婦円満」なのだとか。
だからこの一人分を二人で分けて食べてはいけないそうです。
ちなみに私たち4人は冷たいぜんざいと、あたたかいぜんざいをぞれぞれたのんで一杯ずつ半分こ。
これなら大丈夫ですよね!?
あたたかいのはじっくり甘く、つめたいのはさっぱりしていてどちらも満足でした。
ところで善哉(ぜんざい)ですが、関東では「おしるこ」といわれるものが関西では「ぜんざい」です。
夫婦善哉でひとやすみしたあとは、
道頓堀の大通りのほうへ足を伸ばして、先日閉店したくいだおれをみてきました。
お店の前にはシャッターがおりていて「閉店のおしらせ」の大きな看板が立っていました。
けれども以前と同じく、写真を撮る人でその前はおおにぎわい。
なぜならシャッターのうしろには、
この前までくいだおれ太郎君がたたいていた太鼓と
「わて、旅に出まんねん くいだおれ太郎」とかかれた看板がおいてあるからです。
こういうお別れ方、洒落ていますね。
仕事道具だった太鼓をその場所に残して
(なんだかかつて山口百恵さんがステージにマイクを置いて去っていたさよならコンサートを思い出します・・・って、ひゃあ何年前でしょうか)
いつも道行く人を笑顔にして働き者だった太郎くん、
これまでの仕事振りをふりかえって、のんびりしてくれているといいなあ。
甘い香りのリスくんたち [お菓子の誘惑]
おいしそうなお菓子たちでしょ。
これらはフランスのパイ菓子ガレットデロワ(“王様のお菓子”という意味です)の中にいれるフェーブという陶器です。
フェーブとは「空豆」という意味なのだそうです。
本当に豆つぶほど。
これをパイをつくるときにひとつ忍ばせておいて、切り分けた中に入っていた人には、1年間をしあわせに過ごすことができるといわれています。
またあたった人は、その日一日“王様”としてふるまえるのだとか。
これはお菓子のデザインだけど、車とか、貝とか、本とかいろんな形のものがあります。
コレクターの方もいらっしゃるんだろうなあ。
お誕生日にFさんからいただきました。ありがとう!
そしてFさんからは鎌倉に旅をしてきたおみやげもいただきました。
おいしいリスたち。ありがとう。
鎌倉ニュージャーマンの「リスケット」
かまくらデリカの「わんこサブレー」
紅谷の「クルミッ子」
どれもかわいすぎて食べれらない~
といいながらお茶の時間にいただきました。
鎌倉ってかわいくておいしいお菓子がたくさんあるなあ。
お菓子三昧 [お菓子の誘惑]
5月15日岩手県花巻市で行う「アジアの絵本と旅のおはなし」
参加者募集中です。詳しくはこちらを!
5月24日神戸こども服手づくりコンテスト&ファッションショー
についてはこちらを
5月11日まで姫路で「第25回全国菓子博覧会(ひめじ菓子博)」が開催されています。
はじまってばかりの平日と、先週の日曜日の2回でかけました。


全国のお菓子の展示や、お菓子業者の紹介コーナー、神戸の洋菓子を味わえたり、
お菓子でできた地球や船(日本丸)、チョコレート火山なども展示されています。
私たちのまわりをとりまくお菓子や情報が満載の博覧会です。



平日でも会場はおおにぎわい。日曜日に出かけたときなどは、朝一番の開門間近の時間で、もうどこも2時間まち。入場制限のでているところもあって、みられたものではありませんでした。 結局この日は、30分待ちのトリュフでできた地球儀をみただけです。
ひとつひとつのパビリオンがもう少し大きいか、
せめてあと3つくらいパビリオンがあれば、こんなに混雑しないのに、
と素人ながら感じた会場でした。

大混雑には辟易しましたが、
これだけの人を集めるお菓子がもつ魅力ってすごいなあ、と感じました。
この菓子博、実は100年近い歴史をもつ博覧会です。
第1回は明治44(1911)年、東京で開催された「帝国菓子飴大品評会」。
飴は水あめのことで、菓子業者と水あめ業者が協力してはじめたそうです。
それで開催当初は、水あめや砂糖類の出品もたくさんあったそうです(参考:菓子飴新聞・第25回全国菓子大博覧会特集号)。かつては砂糖、水あめといった原材料の影響力が大きかった時代背景を感じます。そして現代まで4,5年おきに全国のどこかを会場に開催されています。
これまでに数限りない人たちに「おいしそうだなあ」「きれいだなあ」というあこがれや、楽しさを伝えてきたお菓子たち。
お菓子がなくても生きて行けることはできるでしょうが、
お菓子のない世の中ってきっとつまらないだろうなあと思うのです。
さて、私にとっての「菓子博」だったのは、
童話仲間とでかけた神戸北野ホテルでの「お茶会ランチ」。
3月に誕生日をむかえた2人の仲間を祝って予約する予定が、土日は予約でいっぱいで、1ヶ月後やっと席がとれでかけました。
スープ、肉料理、魚料理、のフルコース。


そのあとはお待ちかねのデザート!
スコーン、ケーキ、シュークリーム、ゼリー、アイスクリーム

・・・テーブルの上には、あふれるほどのお菓子たち。贅沢だなあ。
お料理もお菓子もそれぞれしばしながめて、おいしくいただきました。
約3時間の至福の時間でした。
仲良しと一緒においしいものを味わって、ほおっとして、にっこりできて、
するとなにやら、またがんばろう、という前向きな気持ちもむくむくわいてきます。
お菓子の魅力って無限です。どうもありがとう
くるくる いちごのロールケーキ [お菓子の誘惑]
運のいいことにスーパーで生クリームが特売でした。
それでロールケーキを作りました。

たまごは卵白と卵黄を分け、
卵白を一生懸命に泡立てつくった生地で、ふんわりしたスポンジを焼きました。
このケーキが焼きあがるまでの緊張感。
本当にふんわり焼きあがるのか、どきどきしながらオーブンの窓をのぞく時間が好きです。
焼きあがったスポンジに、いちごと生クリームをのせて、




いっせいのーでー くるっ
クリームが両脇からはみ出ようとも、思い切りの良さが大切!
巻き寿司もそうですね。
何度かやるともうちょっと上手になるでしょうか。

しばらく冷蔵庫でねかして形をなじませてから切ります。
断面を見る瞬間がまた楽しいのです。
炊飯器パン [お菓子の誘惑]
あたらしく買った炊飯器でパンを焼きました。
3合炊きの小さなものです。
以前のものは、阪神大震災のとき救援物資としてM先生にいただいたものでした。
しかし内釜の塗装がはがれてきたので、今年になっていよいよ買い換えました。
あっという間に13年ですね。
13年ぶりに目にする電気屋さんの炊飯器コーナーは驚くことばかりでした。
マイコン式炊飯器って何?・・・ボタンもピッと鳴ったり、炊き上がるまでの時間がでてくる
釜がずっしり重たい。アルミの軽い内釜なんてみあたらなくて、かわりに土鍋だったり、炭が入っていて遠赤外線仕様とか、なんて豪華!
そして、ごはんのほかにもヨーグルトを作る、パンを焼くという機能がついている。
ごはんを炊くだけのカチャッのアナログで十分なのに、便利すぎて不便と思いつつ、反面この「パン」の機能がどうしても気になり選んだわけです。
で、その「パン」。やっと今月になって「実験」できました。
生地をこねて、こねて、こねて(なかなか力仕事です)、
丸めて炊飯器にいれたらパンモードにあわせてボタンをピッ、
これで発酵から焼きまでやってくれます。
40分後にピッとなったら生地のガス抜き、
そしてまた40分後にピッ・・・ひっくりかえし、
10分後、ピピピピ・・・で焼きあがった合図。

蓋を開けると、まんまるパンが焼けています。
絵本「おだんごパン」に似ている!
こね方が足りなかったからか、炊飯器でつくるせいか、粉の性質かわかりませんが、見た目はふっくらしているけれど、食べてみるとちょっともっちゃり。
だけど、小麦粉は2月にたずねた牛尾さんの作った農林42号と鴻ノ巣25号という小麦粉(中力粉)と、全粒粉。かみ締めるほどに香ばしい。おいしいパンができました。
炊飯器でのパン作り、やってみると時間も手間もかかりません。
洗い物もボールひとつだし。
パン作りの「実験」しばらく続きそうです。
もちろん、ごはんもおいしく炊きあがり、日々重宝しています。
太陽系をお腹の中へ [お菓子の誘惑]
ふふふっ。
これらは実はチョコレートです。

大阪のリーガロイヤルホテル内にあるL'eclat(レクラ)というチョコレートショップの「惑星ショコラ」。
お店のショーウインドーに太陽系がずらりと並んでいます。
・・・・のはずなのに、夕方いったらほぼ完売状態でした。
それで、太陽系チョコ懐石というセットを注文し、後日届けてもらいました。

このセットには、お店では販売されていない「太陽」も入っています。
細長い箱の中には、9つの惑星が並んでいます。
いろとりどりのマーブル模様に、惑星によっては金粉や銀粉も細かく施されていて、
本当に惚れ惚れ美しい。
しばしながめてから味わいました。
まず地球から。
中がどうなっているのか気になるので、まず地球をわってみました。
表面はホワイトチョコレート。
中はホワイトチョコレートのガナッシュにそれぞれフルーツの香りが閉じ込められています。
太陽だけがホワイトでないチョコレートです。
地球をかじるとホワイトチョコレートのなめらかさにライチの甘くてさわやかな香りが溶け込んでいました。

水星(マンゴー)、金星(パッションフルーツ)、地球(ライチ)、火星(オレンジ)、
木星(フランボワーズ)、土星(アプリコット)、天王星(ライム)、海王星(バナナキャラメル)、
太陽(パイナップル)
お気づきでしょうか、昨年、惑星の概念からはずされてしまった冥王星はありません。
冥王星もたべてみたかったな。
宇宙の中で太陽系は、このチョコレートたちように
いい香りを漂わせながら宝石のように浮かんでいるのでしょう。
そして誰かが、どこかからながめていたりしたら、おもしろいなあ。

手のひらに地球をのせてながめていたら、
小学校の教科書にのっていた
カールセーガン博士の「さみしい地球人」というエッセイを思い出しました。
そういえば、地球の声のレコードを積んで宇宙にとびたったボイジャー1号は
今どのあたりをとんでいるのでしょうね。
2月だけど これは わたしの [お菓子の誘惑]
2月になると、あちらこちらのお店に、きれいでおいしいチョコレートが並びます。
チョコレート好きな私はわくわくする季節です。
最近のお気に入りはフランスのチョコレートメーカー・ヴァローナのチョコレートです。
金の延べ棒みたいな形でしょ。1本約200gあります。
製菓材料のお店で買ってきました。
つまり本当はこれからチョコレートのお菓子をつくるためのチョコレート。
でも私はこれをナイフでザクザク切って食べるのが好きなのです
(延べ棒一本食べるの憧れますけどね、う~ん・・・なかなか無理だっ!)
本来は、1kg単位で1つの包みになっているのですが、その製菓店では量り売りしてくれました。
今回は、カカオ55%のエクアトリアルノワールと56%のカラクをそれぞれ約200g(つまり1本ずつ)買って帰りました。どちらもビターチョコレートです。
カカオ1%しか違いませんが、56%のほうがやや酸味があります。
私はカラクのほうが好みです。だけどエクアトリアルノワールのやわらかい風味も好き。こちらはホットチョコレートにするとよさそうです。実はヴァローナのチョコレートは20種類ほどあるんです。私は全部を食べたことはないのですが、いつか全種類を食べ比べしてみたいなあ。
宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」には、チョコレート好きな私にとって憧れのお菓子があります。
それは主人公のジョバンニが、銀河で鳥を獲る人からもらった雁です。
ジョバンニは、それを一口食べたとき
「・・・チョコレートよりもっとおいしいけれども」
とつぶやきます。
チョコレートよりもっとおいしいなんて、どれほどおいしいのでしょうか・・・はあ~っ、と憧れのため息です。
この一節と出会ってしまったために、私は宮沢賢治のほかの作品にもおいしいものがあるのかなあ、と探し始めることとなりました。
そして現在は、絵本やおはなしの中のごちそう探しにつながっています。
私はチョコレートの甘い誘惑に落ちてしまったというわけです。
カリカリキューブクッキー [お菓子の誘惑]
椰子の実のお砂糖で、もう一品。
クッキーを焼きました。
材料は、椰子の実の砂糖、全粒粉、アーモンドプードル、バターです。
材料をぽろぽろしたそぼろ状になるように混ぜ合わせ、生地を1.5cmくらいの厚さにのばし冷蔵庫で1時間寝かせます。型で抜くには生地がぽろぽろなので、四角く切って焼きました。
・・・なんと、最初に焼いたクッキーは、焼き時間が長めになって焦げてしまった・・・!
ああ~。でもそれが、クッキー生地のところどころに残っている、精製の都合でできた小さなビーズ位の砂糖のかたまり(粒つぶ)たちが、焼いているうちに溶けて、それが香ばしさに変わってくれていることに気づかせてくれました。偶然の産物! ラッキー。
焼きあがってすぐ、熱いうちに(まだすこしやわらかい)茶漉しで砂糖をふりかけると、さらに見栄えがよくなりました。
すっかり冷めたらカリカリクッキーのできあがり。
全粒粉がカリカリの歯ごたえを増してくれます。
でも薄力粉でもおいしいと思います。
砂糖も、黒砂糖や、グラニュー糖、それぞれで作れば、また違った香ばしいクッキーになりそう。
今度「実験」してみよう。
「はいまつの・・・」でなくても緑茶のケーキ [お菓子の誘惑]
フィリピンの椰子の実の砂糖と、緑茶パウダーで「緑茶のケーキ」を作りました。
黒砂糖っぽいクセのある砂糖は、お茶の風味の和風のケーキ作りに合いそうだと思ったからです。
緑茶パウダーを使うほうが、抹茶よりも焼いたあとも緑色がきれいに残っているように思います(今回は浅田茶塢(う)園の「有機たべるお茶」というものをつかいました)。
卵白をあわ立てたところへ卵黄と砂糖、小麦粉を加え、最後に溶かしバターを入れて焼きます。トッピングに白ごまと黒ごまを使ったのですが、焼く前に降りかけるのをわすれ、焼いている途中、表面が面が乾いたころにかけたのでぱらぱらとこぼれてしまった・・・!!

お茶の香りのするふわふわケーキのできあがり。
黒砂糖のようなクセのある砂糖の甘味がおいしい隠し味になりましたよ。

私が好きな宮沢賢治の詩のひとつに「山の晨明(しんめい)に関する童話風の構想」という作品があります。
岩手の山・早池峰山(はやちねさん)の朝の様子を「巨きな菓子の塔」にたとえた詩です。
ここに「はいまつの緑茶をつけたカステーラ」という一節があります。
今回作ったケーキをみなさまにおすそわけができませんが、
賢治さんの「おいしい」詩をどうぞお召し上がりください。
山の晨明に関する童話風の構想
一九二五、八、一一
つめたいゼラチンの霧もあるし
桃いろに燃える電気菓子もある
またはひまつの緑茶をつけたカステーラや
なめらかでやにっこい緑や茶いろの蛇紋岩
むかし風の金米糖でも
waveliteの牛酪でも
またこめつがは青いザラメでできてゐて
さきにはみんな大きな乾葡萄(レジン)がついている
みやまういきゃうの香料から
蜜やさまざまのエッセンス
そこには碧眼の蜂も顫へる
さうしてどうだ風が吹くと 風が吹くと
傾斜になったいちめんの釣鐘草(ブリューベル)の花に
かゞやかに かがやかに
またうつくしく露がきらめき
わたくしもどこかへ行ってしまひさうになる……
蒼く湛へるイーハトーボのこどもたち
みんなでいっしょにこの天上の飾られた食卓に着かうではないか
たのしく燃えてこの聖餐をとらうではないか
そんならわたくしもたしかに食ってゐるのかといふと
ぼくはさっきからこゝらのつめたく濃い霧のジェリーを
のどをならしてのんだり食ったりしてるのだ
ぼくはじっさい悪魔のやうにきれいなものなら岩でもなんでもたべるのだ
おまけにいまあすこの岩の格子から
まるで恐ろしくぎらぎら熔けた
黄金の輪宝(くるま)がのぼってくるか
それともそれが巨きな銀のラムプになって
白い雲の中をころがるかどっちにしても見ものなのだ
おゝ青く展がるイーハトーボのこどもたち
グリムやアンデルセンを読んでしまったら
じぶんでがまのはむばきを編み
経木の白い帽子を買って
この底なしの蒼い空気の淵に立つ
巨きな菓子の塔を攀ぢよう
フィリピンの砂糖でなにを作ろうか [お菓子の誘惑]
先日ちょこっとご紹介したアジア女性自立プロジェクト(AWEP)から「宿題」をもらいました。
椰子の実の砂糖で何か作って、という宿題です。
この砂糖は、フィリピンで里親支援をしている団体が、現地の仕事支援のひとつで作っているということです(詳しくはまた後日紹介できるといいのですが)。
ただし、私たちのまわりにはおいしい砂糖がたくさんあるから、このまま売るには多分売れないでしょう。でも、なにか砂糖のおいしい使い方を紹介してではどうだろう・・・ということからの「宿題」でした。
椰子の実の砂糖は、茶色くてペロッとなめると、甘さ控えめでやさしい味の黒砂糖、という感じ。
コクも少々。なめた後には、甘さの中にかすかにすっぱさが残ります。
製造過程を伺っていないので確かなことはわかりませんが、大きな工場で、とうわけではなく、おそらく家内製手工業で、集めた蜜を釜で炒って煮詰めてつくる手づくりの精製でしょう。
精製度もそれほど高いわけではなく、砂糖の黒い粒つぶ(小さなかたまり)がたくさんはいっています。それはちょうど岩手の「がんづき」に使う玉砂糖に似た姿。味もそれに近いです。
そういうわけで、この砂糖は「がんづき」にも向いていそうです。
また、黒砂糖のかわりに「黒蜜」を作る。この黒蜜とタピオカやナタデココをつかってアジア風あんみつなんて作ったらきっとおいしいはず! 黒蜜をかきごおりにかけるのもいいなあ。バナナにかけてもきっとおいしい!
バナナといえば、小さく切ったバナナにシナモンを砂糖をかけて春巻きの皮に巻いてあげたお菓子を以前、ベトナムの料理教室で教えてもらったのですが、それにもきっとこの砂糖をつかったらコクと香りがマッチするはず・・・作りたくなってきました。
葛としょうがでつくる「しょうが湯」もしょうがの味を引き立てると思います。
煮物にも隠し味で使えそう。
・・・・・・と、いろいろ、頭に浮かんだのですが、結局久しぶりにケーキを焼くことにしました。
=つづく= 砂糖の写真を撮るのを忘れてしまいました。後日載せますね。







